クラシック音楽の日 (記念日 9月4日)
- 記念日制定年
- 1990年(平成2年)
- 制定団体
- 日本音楽マネージャー協会
- 日付の由来
- 「ク(9)ラシ(4)ック」の語呂合わせ
- クラシックの様式期
- 1550年頃〜1900年頃
- 主な時代区分
- バロック・古典派・ロマン派
バッハやモーツァルト、ベートーヴェンといった作曲家たちが生み出した音楽は、数百年を経た現在も世界中で演奏され続けています。クラシック音楽とは、単に「古い音楽」を指すのではなく、西洋の芸術音楽として積み重ねられてきた様式と表現の体系そのものです。9月4日は「クラシック音楽の日」。「ク(9)ラシ(4)ック」という語呂合わせから、日本音楽マネージャー協会が1990年(平成2年)に制定した記念日です。この日を中心に、音楽家による無料コンサートなどが各地で開かれ、クラシック音楽を多くの人に身近に感じてもらう機会となっています。
クラシック音楽のルーツをたどると、中世ヨーロッパの教会で歌われたグレゴリオ聖歌にまで遡ることができます。その後、17世紀から18世紀前半にかけてのバロック時代には、器楽音楽が著しく発展し、オペラという新たな芸術形式も誕生しました。バッハやヘンデルが活躍したこの時代は、端正かつ華やかな旋律と対位法的な構造が特徴で、音楽史において揺るぎない礎を築いた時期です。
18世紀後半から19世紀初頭の古典派時代になると、音楽の場は教会から宮廷や劇場へと広がりをみせます。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらが活躍したこの時代には、ソナタ形式や交響曲、弦楽四重奏といった大規模な音楽形式が確立されました。整然とした構造美と明快な表現が、古典派音楽の大きな魅力です。
続く19世紀のロマン派時代には、個人の感情や想像力が音楽の中心に置かれるようになります。シューベルト、ショパン、ブラームス、チャイコフスキーらは、理性よりも情緒を重んじ、人間の内面世界を豊かに描き出す作品を次々と生み出しました。オーケストラの規模も拡大し、より厚みのある音響表現が追求されていったのもこの時代の特徴です。こうした流れを経て、おおむね1550年頃から1900年頃にかけて、クラシック音楽の様式は大きく確立されたとされています。
クラシック音楽は「難しいもの」というイメージを持たれることも多いですが、その音楽が生まれた時代の社会や文化を少し知るだけで、聴こえ方はがらりと変わります。バロックの精緻な対位法、古典派の均整のとれた形式美、ロマン派の豊かな感情表現——それぞれの時代が積み上げてきた表現の多様さこそ、クラシック音楽が何世紀にもわたって聴き継がれている理由のひとつです。クラシック音楽の日は、その入口に立つための、静かな誘いの日です。
参考リンク
9月4日の他の記念日
9月4日のカレンダー情報
9月の二十四節気・雑節
- 白露(はくろ) 9月7日(月)
- 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
- 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
- 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
- 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
- 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)