心を注ぐ急須の日 (記念日 9月4日)

心を注ぐ急須の日
日付の由来
「きゅう(9)す(4)」の語呂合わせ
制定者
京都ほっこり廚七之進・臼山友晴氏
認定機関
一般社団法人・日本記念日協会
急須の産地
常滑焼(愛知)・萬古焼(三重)等
若年層の使用率
学生層で約2割未満(調査による)
普及期
江戸時代末期ごろ

急須でお茶を淹れる人の割合は、年代によって大きく差があります。静岡県立大の調査では「急須で淹れた緑茶が好き」と答えた人は88.7%にのぼる一方、実際に急須を使う習慣がある人は若い世代ほど少なく、学生層では2割を下回るというデータもあります。ペットボトル緑茶が当たり前になった今、急須そのものを持っていない家庭も珍しくありません。そんな急須文化の再興を願って生まれたのが、9月4日の「心を注ぐ急須の日」です。京都府伏見区で宇治茶の製造卸直販を手がける「京都ほっこり廚七之進」の臼山友晴氏が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されました。日付は「きゅう(9)す(4)」の語呂合わせ。急須でお茶を淹れる時間が、家族のなごみの時間になってほしいという想いが込められています。

急須が日本で広く普及したのは江戸時代末期ごろとされています。愛知県の常滑焼が急須づくりの拠点となり、横に取っ手がついた独特のスタイルが定着しました。中国や西洋のティーポットが注ぎ口と取っ手を一直線に配置するのに対し、日本の急須は側面に弧を描く取っ手がつく「横手型」が主流です。片手で安定して持ちやすく、少量のお茶をゆっくり注ぐのに適した形です。

急須という漢字自体は中国語由来で、もともとは中国の茶器を指す言葉でした。日本に茶の文化が根付くなかで独自の器形が発達し、名前だけが残った形です。常滑焼のほか、萬古焼(三重)、益子焼(栃木)など各地の窯元が個性的な急須をつくり続けており、産地ごとの土の風合いや釉薬の違いが、お茶の味にも影響を与えると言われています。

「お茶の入れ方セミナー」などの活動を通じて、急須でお茶を飲む文化の普及が目指されています。湯の温度・蒸らし時間・茶葉の量と、急須で淹れるお茶には気にかけるポイントがいくつかありますが、それが面白さでもあります。9月4日を機に、棚の奥の急須を取り出してみるのもよいかもしれません。

9月4日のカレンダー情報

六曜 大安
吉日 天恩日、巳の日
月齢 22.4(下弦の月)

9月の二十四節気・雑節

  • 白露(はくろ) 9月7日(月)
  • 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
  • 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
  • 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
  • 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
  • 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)