供養の日 (記念日 9月4日)
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毎年9月4日は「供養の日」です。「く(9)よ(4)う」という語呂合わせから生まれたこの記念日は、お彼岸やお盆とは別に、日常の中で供養の意味を見つめ直すきっかけをつくろうという試みです。
供養という言葉は、サンスクリット語の「プージャー(pūjā)」に由来します。もとは仏・菩薩・諸天に香や花、燈明、飲食といった供物を真心から捧げる行為を指していました。それが日本に仏教とともに伝わり、やがて死者や祖先への追善という意味が中心となっていきます。6世紀に百済から仏教が伝来して以来、供養は日本人の死生観と深く結びついてきました。
興味深いのは、日本における供養の対象の広さです。人や動物だけでなく、長年使った針を柔らかい豆腐に刺して休ませる「針供養」、役目を終えた人形を神社や寺に納める「人形供養」など、道具や生き物でないものにまで及びます。使い古した道具にも魂が宿るという日本固有の感性が、供養という概念を独自の形で発展させてきたのです。
この記念日を制定したのは、東京都新宿区に本社を置く株式会社メモリアルアートの大野屋です。墓所・墓石・仏壇・仏具の販売から葬祭業まで手がける同社が、2017年(平成29年)に一般社団法人日本記念日協会に申請し、認定・登録されました。お盆やお彼岸という既存の供養の節目とは異なる機会をつくることで、供養の文化を日常の中に根付かせることを目指しています。現代社会では、核家族化や都市への人口集中によって、墓参や法要の機会が年々減りつつあります。一方で、ペットの供養や故人の思い出を形にする「手元供養」など、供養の形は多様化しています。先祖や故人への思いを表す方法は時代とともに変わりながらも、誰かを偲ぶという感情そのものは変わりません。9月4日という一日が、そのことを静かに思い出す契機となっています。
参考リンク
9月4日の他の記念日
9月4日のカレンダー情報
9月の二十四節気・雑節
- 白露(はくろ) 9月7日(月)
- 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
- 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
- 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
- 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
- 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)