国民栄誉賞の日 (記念日 9月5日)

国民栄誉賞の日
制定の由来
1977年9月5日、第1号授与
創設者
内閣総理大臣・福田赳夫
第1号受賞者
王貞治(当時37歳)
受賞者数
27個人・1団体(2023年9月時点)
最年少受賞
羽生結弦(23歳)
最高齢受賞
森光子(89歳)

プロ野球選手・王貞治が通算756号のホームランを放ち、ハンク・アーロンの持つ世界記録を塗り替えたのは1977年(昭和52年)9月3日のことでした。その偉業からわずか2日後の9月5日、当時の内閣総理大臣・福田赳夫は王選手に対し、新たに創設した「国民栄誉賞」の第1号を授与しました。9月5日が「国民栄誉賞の日」とされているのは、この授賞式の日付に由来しています。

国民栄誉賞は、内閣総理大臣表彰の一つであり、「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった方」に贈られます。表彰規程は1977年8月に定められました。つまり、王選手の世界記録達成が確実視される中で急ぎ整備された制度という側面があり、賞の誕生そのものが一人の打者の偉業と切り離せない関係にあります。

2023年(令和5年)9月時点で、受賞者は27個人と1団体です。団体初の受賞は2011年(平成23年)のサッカー日本女子代表で、FIFA女子ワールドカップ優勝を果たした選手・スタッフ35名が対象となりました。個人の受賞者には、冒険家の植村直己、作曲家の古賀政男、俳優の長谷川一夫、歌手の美空ひばりなど、スポーツ以外の分野からも幅広く選ばれています。ただし27個人のうち12名は没後の受賞であり、存命中に受け取れなかった方が半数近くに上ります。

最年少記録はフィギュアスケートの羽生結弦で、23歳での受賞でした。それまでの最年少は柔道の山下泰裕の27歳だったため、4歳の更新となります。一方、最高齢は女優の森光子で、受賞時89歳。最年少と最年長の間に実に66歳もの開きがあるのは、この賞が年齢や競技種目を問わず、その時代を象徴する功績に対して贈られてきた証といえます。

一方で、授与を打診されながら辞退した人物も知られています。2001年にメジャーリーグで日本人初のMVPを獲得したイチローは「まだ現役なので」と固辞。2021年に日本人2人目のMVPに輝いた大谷翔平も同様に辞退しています。固辞の理由は公式には明かされていませんが、いずれも現役続行中であったことが共通しています。受賞を断ること自体が話題となり、かえって国民的な敬意を集める結果にもなりました。

なお、王選手が世界記録を樹立した9月3日は「ホームラン記念日」として別に記念日が設けられています。記録の日と栄誉の日、2つの日付が揃って一人の打者の功績を語り継いでいます。

9月5日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 神吉日、大明日、天恩日、月徳日
月齢 23.4

9月の二十四節気・雑節

  • 白露(はくろ) 9月7日(月)
  • 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
  • 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
  • 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
  • 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
  • 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)