シェリーの日 (記念日 9月6日)

シェリーの日
産地
スペイン・アンダルシア地方ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ
種別
酒精強化ワイン(白ブドウのみ使用)
アルコール度数
15度前後
熟成方法
ソレラシステム(19世紀半ばに確立)
制定者
しぇりークラブ代表・高橋美智子氏
日付の由来
収穫期が9月第1週、ベネンシアの形が「9」と「6」に見えるため

フランシス・ドレークが1587年にスペインの港を奇襲したとき、ヘレス産ワイン約2,900樽を戦利品として持ち帰りました。これがイングランド社交界でシェリーという名を広めるきっかけになったとされています。その産地であるヘレス・デ・ラ・フロンテーラは、紀元前1100年頃にフェニキア人がブドウ栽培を持ち込んだ地域で、シェリーは3,000年近い歴史を持つワインです。

シェリーはスペイン・アンダルシア地方のカディス県で造られる酒精強化ワインで、白ブドウのみを原料とします。ブランデーを加えてアルコール度数を15度前後まで高めるのが特徴で、熟成中に産膜酵母が液面に「フロール」と呼ばれる白い膜を張り、酸素からワインを守りながら独特の風味を生み出します。19世紀半ばには「ソレラシステム」と呼ばれる熟成法が確立され、複数の収穫年のシェリーをブレンドすることで均一の品質を保つ仕組みが生まれました。

シェリーをグラスに注ぐ専用道具「ベネンシア」は細長い柄の先に小さなカップが付いた形状で、そのシルエットが数字の「9」に似ています。注ぐときには「6」に見えることから、9月6日がシェリーの日となりました。

この記念日を制定したのは、東京のシェリー専門店「しぇりークラブ」代表の高橋美智子氏です。同店は25年以上にわたってシェリーの酒文化普及に取り組んでおり、記念日は一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されています。ベネンシアで液面から高い位置に細く注ぐ技法は、泡立てて香りを引き出すためのもので、熟練の職人技が求められます。日本ではフィノやマンサニーリャなど辛口タイプの消費が多く、両者を合わせると消費量の8割以上を占めます。近年は食前酒としてだけでなく、繊細な旨みを持つ和食との相性も注目されており、日本独自のシェリー文化が育ちつつあります。

9月6日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 一粒万倍日、天恩日、母倉日
月齢 24.4

9月の二十四節気・雑節

  • 白露(はくろ) 9月7日(月)
  • 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
  • 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
  • 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
  • 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
  • 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)