世界老人給食の日 (記念日 毎月第1水曜日、9月第1水曜日)
- 活動開始
- 1953年(昭和28年)、オーストラリア
- 日付
- 9月の第1水曜日(毎年変動)
- 2023年の日付
- 2023年9月6日(水曜日)
- 制定団体
- 一般社団法人・全国食支援活動協力会(旧:全国老人給食協力会)
- 事務局所在地
- 東京都中野区
「ミールズ・オン・ウィールズ(Meals on Wheels)」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。直訳すると「車輪に乗った食事」。高齢者や障がいのある方の自宅に食事を届ける配食サービスのことで、その歴史はオーストラリアにさかのぼります。1953年(昭和28年)、南オーストラリア州で始まったこの活動は、地域の助け合いの精神を原動力に、やがて世界へと広がっていきました。単に食事を届けるだけでなく、訪問を通じて高齢者の孤立を防ぎ、安否確認の役割も担うという点が、この活動の大きな特徴です。
日本では、この活動に深く共鳴した「全国老人給食協力会(現:一般社団法人・全国食支援活動協力会)」が、オーストラリアのミールズ・オン・ウィールズ協会の呼びかけに賛同し、「世界老人給食の日」を制定しました。1984年から両国の交流が始まり、1985年の日豪シンポジウムを経て、全国規模でのネットワーク構築へとつながっていきます。現在、全国食支援活動協力会は東京都中野区に事務局を置き、食を通じた高齢者の生活支援を全国規模で推進しています。
「世界老人給食の日」は9月の第1水曜日に設定されており、毎年日付が変わります。2023年は9月6日がその日にあたりました。この記念日の目的は、食事サービスの重要性を広く社会にアピールし、老人給食のさらなる発展を促すことにあります。記念日には、統一メニューによる高齢者向けの食事が準備され、一般の人々にも提供されます。これにより、老人給食の現場を身近に感じてもらい、理解を深めてもらう機会となっています。この記念日は一般社団法人・日本記念日協会によっても認定・登録されています。高齢化が急速に進む日本において、食事支援の意義はますます大きくなっています。「食べる」という行為は、栄養補給にとどまらず、生きがいや人とのつながりをもたらす根本的な営みです。ミールズ・オン・ウィールズが70年以上にわたって世界で支持されてきた背景には、こうした食の持つ根源的な力があります。「世界老人給食の日」は、そのことを改めて社会全体で考える大切な機会といえるでしょう。