CMソングの日 (記念日 9月7日)
- 日本初CMソング放送日
- 1951年(昭和26年)9月3日
- 楽曲タイトル
- ボクはアマチュアカメラマン
- 広告主
- 小西六写真工業株式会社(現・コニカミノルタ)
- 放送局
- 中部日本放送(CBC)・新日本放送(NJB)
- 作詞・作曲
- 三木鶏郎(1914〜1994年)
- 民間ラジオ放送開始日
- 1951年9月1日
1951年(昭和26年)9月1日、日本に民間ラジオ放送が誕生しました。その2日後の9月3日、世界でも珍しい「商品名を一切出さないCMソング」が電波に乗ります。小西六写真工業(現・コニカミノルタ)の「さくらフイルム」を宣伝するために作られた楽曲「ボクはアマチュアカメラマン」——これが日本初のCMソングです。放送を担ったのは中部日本放送(CBC)と新日本放送(NJB)。小西六は民放開局の瞬間に自社の番組を乗せたいと30分枠を購入し、楽曲制作を当代随一の作詞・作曲家、三木鶏郎(みき とりろう)に委嘱しました。三木は「NHKでできないことをやる」という姿勢でこの仕事に挑み、あえて社名も商品名も歌に含めないという大胆な発想でCMソングという新ジャンルを切り開きました。
三木鶏郎(1914〜1994年)は戦後のNHKラジオで「冗談音楽」と呼ばれる音楽風刺番組を手掛け、社会や政治を笑いとメロディーで切る異才として知られていました。彼の感性は商業放送という新しい舞台でも存分に発揮され、この初仕事を皮切りに「明るいナショナル」「キリンレモン」など数多の名CMソングを生み出していきます。
その後、日本のCMソング文化は急速に花開きます。テレビ放送が始まった1953年以降は映像と音楽が結びつき、企業名や商品名を繰り返すキャッチーな楽曲が次々と誕生。昭和30〜40年代には一流の作詞家・作曲家がCMソングを手掛けることが当たり前となり、ポップカルチャーの重要な柱になりました。「ボクはアマチュアカメラマン」から始まったその系譜は、現代のJ-POPとのタイアップやストリーミング配信時代のブランド戦略にまで連なっています。
「CMソングの日」は、この歴史的な初放送を記念して9月3日に設けられています。商品を売るための音楽でありながら、時代の空気を映し、人々の記憶に深く刻まれるCMソングというジャンル。その出発点が「あえて商品名を歌わない」という逆転の発想だったことは、今なお示唆に富んでいます。
9月7日のカレンダー情報
9月の二十四節気・雑節
- 白露(はくろ) 9月7日(月)
- 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
- 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
- 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
- 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
- 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)