ハヤシの日 (記念日 9月8日)
- 制定者
- 株式会社丸善ジュンク堂書店
- 認定年
- 2016年(平成28年)
- 日付の由来
- 早矢仕有的の誕生日(1837年9月8日)
- 丸善創業年
- 1869年(明治2年)
- 日本橋店でのハヤシライス提供開始
- 1954年(昭和29年)
- 「新厨房楽」シリーズ発売年
- 1989年(平成元年)、創業120周年記念
ハヤシライスは、薄切り牛肉とタマネギをデミグラスソースで煮込み、米飯の上にかけた日本の洋食です。その名前の由来とされるのが、丸善の創業者・早矢仕有的(はやし ゆうてき)という人物。友人が訪れるたびにありあわせの肉や野菜をゴッタ煮にしてご飯と一緒に振る舞っていたことが、この料理の原点とされています。
早矢仕有的は1837年(天保8年)9月8日生まれで、江戸から明治へと激動する時代を生きた実業家です。1869年(明治2年)に丸善を創業し、文明開化期の日本に書籍や西洋の文物を広めた先駆者としても知られています。「ハヤシライス」という命名が彼に由来するという説は、1980年(昭和55年)発行の『丸善百年史』に記されており、長い歴史のある話です。9月8日という日付は、その早矢仕有的の誕生日にちなんでいます。記念日を制定したのは、丸善の流れを汲む株式会社丸善ジュンク堂書店です。同社は東京都中央区日本橋に本社を置き、洋食シリーズ「新厨房楽」を製造・販売しています。1989年(平成元年)に創業120周年記念として発売されたこのシリーズは、歴史と食文化を結びつけた商品として今も続いています。
丸善の日本橋店では、1954年(昭和29年)から屋上レストランで「丸善のハヤシライス」を提供してきた歴史があります。書店と洋食という意外な組み合わせは、かつて書斎や学問と西洋文化が一体だった時代の空気を今に伝えているかのようです。ハヤシライスという一皿の料理に、文明開化の記憶が詰まっているとも言えます。
記念日は2016年(平成28年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。制定の目的はハヤシライスの食文化をより多くの人に伝えること。日本独自の進化を遂げた洋食の歴史を振り返る日として、9月8日は「ハヤシの日」と名付けられています。誕生から約150年を経ても色褪せることなく食卓に並び続けるハヤシライスは、日本の洋食文化を象徴する一品です。
9月8日の他の記念日
9月8日のカレンダー情報
9月の二十四節気・雑節
- 白露(はくろ) 9月7日(月)
- 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
- 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
- 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
- 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
- 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)