弓道の日 (記念日 9月10日)

弓道の日
登録人口
約13万6,000人(令和3年度・全日本弓道連盟)
道名改称
大正8年(1919年)に「弓術」から「弓道」へ
連盟設立
昭和24年(1949年)
段位制度
初段〜十段・称号(錬士・教士・範士)
高校生比率
登録者の約51%が高校生

弓道は、和弓を用いて28メートル先の的をめがけて矢を放ち、その一連の所作を通じて心身を鍛える日本の武道です。単に的を射抜く技術を磨くだけでなく、「真・善・美」という思想を根幹に置く点が他のスポーツと大きく異なります。「真」は正しい射法を追求すること、「善」は礼節と平常心を保つこと、「美」は理想的な射形を体現することを意味し、技術と精神の両立を求めます。弓矢の歴史は旧石器時代末期にまで遡り、もともとは狩猟の道具として生まれました。日本では縄文時代に広まり、鎌倉時代には武士が犬追物や笠懸といった弓の鍛錬を通じて精神修養を積む文化が確立しました。戦国時代を経て火器が普及すると弓は実戦の場から退きましたが、江戸時代には的への技法が洗練され、精神修養としての側面がいっそう強まりました。

明治28年(1895年)に大日本武徳会が設立され、弓術は心身鍛錬の武道として学校教育にも取り入れられました。大正8年(1919年)、「弓術」という名称は「弓道」へと改められ、武技から道への転換が明確化されました。第二次世界大戦後には一時禁止令が出されたものの、昭和24年(1949年)に全日本弓道連盟が設立され、射法八節が体系化されることで現代武道としての弓道が確立しました。

現在、全日本弓道連盟への登録人口は約13万6,000人(令和3年度)で、そのうち高校生が約6万9,000人と全体の51%を占めます。学校の部活動を入口に弓道へ入門する人が多く、若い世代に広く根付いています。段位は初段から十段まであり、称号として錬士・教士・範士が設けられています。最高位の十段は制度上存在するが、認定者は極めて少なく、その難しさが弓道の奥深さを物語ります。

「弓道の日」は9月10日。「きゅう(9)どう(10)」の語呂合わせに由来し、大阪府大阪市の有限会社猪飼弓具店代表・猪飼英樹氏が制定しました。2015年(平成27年)9月10日9時10分には、多くの弓道家がSNSでこの日を発信して話題となりました。翌2016年(平成28年)からは記念日を冠した交流射会が開かれ、弓道を通じた人々の交流の場として定着しています。記念日は一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されています。

9月10日のカレンダー情報

六曜 大安
吉日 大明日
月齢 28.4

9月の二十四節気・雑節

  • 白露(はくろ) 9月7日(月)
  • 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
  • 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
  • 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
  • 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
  • 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)