ペタンクの日 (記念日 毎月第3日曜日、9月第3日曜日)
- 発祥地
- フランス(1907年、南フランスで考案)
- 名称の由来
- オック語「ピエ・タンケ(両足を地に固定して)」
- 目標球の名称
- ビュット(木製)、投げるボールはブール(金属製)
- 日本初の選手権大会
- 1986年、山梨県石和町で第1回日本ペタンク選手権大会
- 連盟設立日
- 2004年(平成16年)9月6日(日本ペタンク・ブール連合として設立)
- 連盟所在地
- 東京都文京区本郷(公益社団法人日本ペタンク・ブール連盟)
両足をそろえてその場を動かずに投げる——このシンプルな制約が、ペタンクというスポーツを生んだ。1907年、南フランスで足を患い歩行が不自由になった選手のために、踏み出しを禁じた新しい投げ方が考案された。名称の「ペタンク(Pétanque)」もオック語の「ピエ・タンケ(両足を地に固定して)」に由来する。不自由さを補うための工夫が、世界中に普及するスポーツへと発展した。
ルールはシンプルだ。サークルと呼ばれる円の中に両足をそろえて立ち、木製の目標球「ビュット」に向けて金属製のボール「ブール」を投げる。相手チームより近い位置にブールを置いた側が得点を得る。近づける「ポワンティング」と、相手のブールを弾き飛ばす「シューティング」の2種類の技術を状況に応じて使い分けるのが戦略の核心だ。試合形式はトリプルス(3対3、各自2球)、ダブルス(2対2、各自3球)、シングルス(1対1、各自3球)の3種類がある。日本へは1980年代に伝わり、1986年に第1回日本ペタンク選手権大会が山梨県石和町で開催された。その後、普及団体として「日本ペタンク・ブール連合」(現:公益社団法人日本ペタンク・ブール連盟)が2004年9月6日に設立され、同年に第1回の記念大会が開かれた。「ペタンクの日」は、この設立後に開催された最初の大会の月である9月の第3日曜日として制定されている。
日本ペタンク・ブール連盟(JPBF)は東京都文京区本郷に事務局を置き、日本ペタンク選手権大会・日本スポールブール選手権大会などの全国規模の大会を主催している。ペタンクと近縁競技のスポールブールを合わせて「ブールスポーツ」と総称し、連盟は両競技の普及を一体的に推進している。スポールブールはフランスやイタリアを中心にヨーロッパで広く親しまれており、ペタンクはそのスポールブールやプロヴァンサルゲームをベースに派生した競技だ。
ペタンクの特徴は、年齢・体力に関係なく楽しめる点にある。投げる際に走ったり跳んだりする必要がなく、必要なスペースも小さい。公園や広場など整備された施設を必要としない競技として、各地の自治体や教育機関が「ニュースポーツ」として導入するケースが増えている。競技人口は世界で約1,000万人とされ、国際ペタンク・プロヴァンサル連盟(FIPJP)には100を超える国と地域が加盟する。