日本救世軍設立記念日 (記念日 9月22日)
- 日本支部設立
- 1895年(明治28年)3月14日
- 設立場所
- 東京・神田(宣戦式)
- 創設者
- ウィリアム・ブース(英国)
- 救世軍創立年
- 1878年(明治11年)7月2日
- 社会鍋の開始
- 1909年(明治42年)
- 活動国・地域数
- 世界130以上
街頭に鉄鍋をぶら下げ、ラッパを吹きながら募金を呼びかける——クリスマスシーズンの風物詩「社会鍋」を生み出したのは、軍隊方式で組織されたキリスト教団体「救世軍」です。日本でこの団体が公式に産声を上げたのは、1895年(明治28年)3月14日のこと。東京・神田で宣戦式が行われ、日本救世軍日本支部が誕生しました。
救世軍の源流はイギリスに遡ります。1865年、ロンドン東部の貧しい労働者街で伝道活動を始めたメソジスト派の牧師ウィリアム・ブースが、1878年(明治11年)に正式に「救世軍(The Salvation Army)」として組織を整えました。「軍隊」の名が示すとおり、大将・将官・佐官・尉官といった軍隊式の階級制度を持ち、隊員は制服を着用して活動します。宗教団体でありながら軍の形式を採るその姿は、当時のイギリス社会でも異彩を放っていました。
日本への上陸は1895年、ライト大佐ら14名の伝道者の来日がきっかけです。まもなく日本人の山室軍平が加わり、日本語による伝道・社会事業の柱として活躍しました。山室は「平民の福音」と題した著作で救世軍の理念を広め、庶民層への浸透に大きく貢献した人物として知られています。社会鍋が始まったのは1909年(明治42年)のことです。日露戦争後の不況で失業者があふれていた時代、救世軍は年末の街頭に集金用の鍋をつるし、通行人に寄付を呼びかけました。もともとは年末年始に餅や足袋などを貧しい家庭へ届ける「慰問籠」事業として始まり、他国の「クリスマス・ケトル」を参考に現在の形へと発展し、以来100年以上にわたって続く歳末の光景となっています。
現在、救世軍は世界130以上の国と地域で活動しており、伝道事業のほか社会福祉・教育・医療事業を展開しています。日本でも社会鍋の募金を原資として、ホームレス支援や災害救援、高齢者福祉などに取り組んでいます。軍隊を模した組織が貧困と向き合い続けて130年、その活動は今も街角の鍋の音とともに続いています。
9月22日の他の記念日
9月22日のカレンダー情報
9月の二十四節気・雑節
- 白露(はくろ) 9月7日(月)
- 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
- 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
- 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
- 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
- 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)