女性ドライバーの日 (記念日 9月27日)
- 初の女性免許取得者
- 渡辺はまさん(栃木県出身・23歳)
- 取得日
- 1917年(大正6年)9月27日
- 女性免許保有割合
- 日本国内の約45%(現在)
1917年(大正6年)9月27日、栃木県出身の渡辺はまさん(23歳)が自動車運転免許試験に合格し、日本の女性として初めてハンドルを握る権利を公式に得ました。当時、自動車はまだごく一部の富裕層が所有する珍しい乗り物であり、運転は男性の専門職と見なされていた時代のことで、その壁を一人の女性が打ち破ったことは、日本の交通史において画期的な出来事として記録されています。「女性ドライバーの日」は、免許取得が当たり前になった今だからこそ、渡辺はまさんという先人の勇気ある一歩を振り返る機会として意味を持ちます。時代の常識に挑んだその行動は、後の世代の女性たちが社会のあらゆる場所でハンドルを握るための、小さくも確かな礎となりました。
大正時代の日本において、自動車の普及はようやく始まったばかりでした。1914年に国産車「DAT号」が市場に出るなど、国内の自動車産業は黎明期にあり、街を走る自動車の台数はまだわずかなものでした。馬車や荷車と同じ道を自動車が走り始めた時代に、渡辺はまさんは自動車学校で操縦技術を習得し、卒業後は自動車商会で見習い運転手として経験を積みながら試験に挑みました。その姿勢は、女性の社会進出がまだ限られていた時代において、きわめて先進的なものでした。
現在では、女性が運転免許を持ち、日常的に車を運転することはごく普通のことです。バス・タクシー・トラックなど幅広い分野でも女性ドライバーが活躍しており、渡辺はまさんが切り開いた道は100年以上の時を経て大きく広がっています。警察庁のデータによれば、日本国内の女性運転免許保有者数は年々増加し、全体の約45%を女性が占めるまでになっています。
一方、自動車保険の請求データなどの統計では、女性が追突事故を起こす確率が男性より高いとする研究結果もあります。また、運動協調性や空間認識能力の個人差から、駐車操作を苦手とする女性が多いという研究も存在します。ただし、これらはあくまで統計上の傾向であり、個人差が大きいものです。総じて、女性ドライバーは重大事故や飲酒運転の割合が低く、安全意識が高い傾向にあるとも言われています。性別よりも、一人ひとりの運転習慣と安全への意識が問われる時代になっています。
参考リンク
9月27日の他の記念日
9月27日のカレンダー情報
9月の二十四節気・雑節
- 白露(はくろ) 9月7日(月)
- 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
- 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
- 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
- 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
- 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)