パソコン記念日・パソコンの日 (記念日 9月28日)
- 発売年
- 1979年(昭和54年)9月
- 発売元
- 日本電気(NEC)
- 定価
- 168,000円
- 本体重量
- 4kg
- 累計販売台数
- 約25万台(3年間)
- 後継シリーズ
- PC-8800・PC-9800シリーズ
168,000円。1979年当時の大卒初任給を上回るその値段で、NECが送り出したPC-8001が日本のパソコン史を塗り替えました。
PC-8001はキーボードと本体が一体化したコンパクトなデザインで、サイズは430×260×80mm、重量わずか4kgという持ち運び可能な筐体に収められていました。当時のコンピュータといえば、企業や研究機関が占有する大型機械が一般的だったなか、このマシンは「個人が所有できるコンピュータ」という概念を日本社会に根付かせる先駆けとなりました。
販売は日本国内にとどまらず、海外市場でも展開されました。発売から3年ほどで累計約25万台を売り上げ、PC-8000シリーズは数多くのソフトウェアや周辺機器を生み出すプラットフォームとして成長しました。その後、上位機種にあたるPC-8800シリーズ、さらにPC-9800シリーズへと続く系譜は、NECを1980〜90年代の日本パソコン市場における絶対的な存在へと押し上げました。
この機種が持つもう一つの歴史的意義は、言葉の定着にあります。当時、個人向け小型コンピュータは「マイクロコンピュータ」の略である「マイコン」と呼ばれていました。しかしNECはPC-8001の登場とともに「パーソナルコンピュータ」という表現を積極的に打ち出し、その略称「パソコン」を商標として広めていきました。今日、誰もが当たり前のように使う「パソコン」という言葉は、PC-8001の誕生とともに日本語の中に生まれたといっても過言ではありません。
なお、NECの公式見解ではPC-8001の発売月は「9月」とされており、10月29日という具体的な日付に関する公式な記録は確認されていません。同日はインターネットの前身であるARPAネットで初めての通信が行われた「インターネット誕生日」でもあり、テクノロジー史において象徴的な日付が重なっている点も興味深いです。
9月28日の他の記念日
9月28日のカレンダー情報
9月の二十四節気・雑節
- 白露(はくろ) 9月7日(月)
- 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
- 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
- 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
- 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
- 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)