クレーンの日 (記念日 9月30日)
- 制定年
- 1980年(昭和55年)
- 日付の由来
- クレーン等安全規則の公布(1972年9月30日)
- 制定団体
- 日本クレーン協会・ボイラ・クレーン安全協会
- 以前の記念日
- 11月1日と6月6日の2つが並立
- 主な取組み
- ポスター公募・全国クレーン安全大会の開催
高層ビルの建設現場や港湾で重量物を吊り上げる巨大な機械、クレーン。その歴史は古代ギリシャにまで遡るとも言われていますが、日本の産業現場でクレーンが広く使われるようになったのは高度経済成長期のことです。それとともに労働災害も増加し、安全規則の整備が急務となりました。
9月30日は「クレーンの日」です。一般社団法人「日本クレーン協会」と公益社団法人「ボイラ・クレーン安全協会」が1980年(昭和55年)に共同で制定しました。この日付は、1972年(昭和47年)9月30日に現行の「クレーン等安全規則」が公布されたことにちなんでいます。
実はこの記念日には少し複雑な経緯があります。もともと日本クレーン協会は、1967年(昭和42年)に11月1日を「クレーンの日」として定めていました。この日付は、1962年(昭和37年)に「旧クレーン等安全規則」が施行された日に由来します。ところがその数年後、ボイラ・クレーン安全協会が独自に6月6日を「クレーンの日」として制定したため、同じ名称の記念日が2つ並立するという異例の状況が生まれました。両協会を所管する労働省(現在の厚生労働省)から統一するよう勧奨を受けたことがきっかけとなり、1980年(昭和55年)に現在の9月30日へと一本化されました。
「クレーンの日」の目的は、クレーンの操作や製作・点検に携わる関係者が労働災害防止への認識を高め、安全作業の周知徹底を図ることにあります。この日に向けて、ポスター用の写真やスローガンが広く一般から公募され、全国の関係事業所などに配布されています。また、記念日の事業の一環として「全国クレーン安全大会」も開催されており、業界全体で安全文化を育てる場となっています。
クレーンは建設・製造・港湾・造船など、日本の基幹産業を支える重要な設備です。その一方で、吊り荷の落下や機体の転倒といった重大事故も後を絶たない現実があります。ルールが整っているだけでは安全は守れません。現場の一人ひとりが規則の意味を理解し、日々の作業に活かすことが不可欠です。「クレーンの日」は、そうした意識を業界全体で共有するための大切な節目となっています。
参考リンク
9月30日の他の記念日
9月30日のカレンダー情報
9月の二十四節気・雑節
- 白露(はくろ) 9月7日(月)
- 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
- 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
- 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
- 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
- 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)