トンカツの日 (記念日 10月1日)
- 制定者
- 株式会社味のちぬや(香川県三豊市)
- 日付の由来
- 10と1で「トン(10)カツ(勝つ=1番)」
- 認定機関
- 一般社団法人 日本記念日協会
- 主な部位
- 豚のロース・ヒレ
- 料理名の語源
- カツレツ(仏語: côtelette)の略
「トンカツ」という料理名の正式な語源は、西洋料理の「カツレツ」にさかのぼります。カツレツはフランス語の「côtelette(コートレット)」が由来で、もとは骨付きの薄切り肉を焼いた料理でした。日本に伝わる過程で厚い豚肉をパン粉で揚げるスタイルに変化し、「カツレツ」が短縮されて「カツ」となり、豚を意味する「トン」を冠した「トンカツ」が定着しました。現在では豚のロースやヒレを使い、小麦粉・溶き卵・パン粉をまとわせて揚げるスタイルが標準的で、「豚カツ」「とんかつ」など複数の表記が並存しています。
10月1日がトンカツの日とされているのは、10と1を「トン(10)カツ(勝つ=1番)」と読む語呂合わせからです。この記念日を制定したのは、香川県三豊市に本社を置く株式会社「味のちぬや」。冷凍食品の製造・販売を手がけ、全国の量販店やコンビニ、外食産業に流通させているメーカーです。食欲の秋、スポーツの秋であるこの季節に、トンカツを食べて元気を出し、勝負に勝ってほしいという思いが込められており、日本記念日協会により認定・登録されています。
トンカツが日本の食卓に根付いた背景には、明治期の文明開化があります。牛鍋や西洋料理が都市部から広まるなかで、豚肉料理も次第に受け入れられ、揚げ物としてのカツが庶民の口に合うかたちで発展しました。ロースとヒレという二大部位の使い分けも日本独自の文化で、ロースは脂の甘みを、ヒレはあっさりとした食感を楽しむものとして定着しています。現在ではソースをかけるスタイルが主流ですが、塩、おろしポン酢、味噌ダレなど地域や店ごとに異なる食べ方があります。愛知県の「味噌カツ」はその代表例で、赤味噌をベースにした甘辛いタレをかけるスタイルが全国的に知られています。カツ丼やカツサンドなど派生料理も多く、日本の食文化のなかで独自の広がりを見せてきた料理です。
参考リンク
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