世界ハビタット・デー (記念日 毎月第1月曜日、10月第1月曜日)
- 制定年
- 1985年(国連総会)
- 英語表記
- World Habitat Day
- 開催日
- 毎年10月の第1月曜日
- 第1回開催地
- ケニア・ナイロビ(1986年)
- 第1回テーマ
- 避難所は私の権利
- 関連機関
- 国連ハビタット(UN-Habitat)本部:ナイロビ
毎年10月の第1月曜日、世界各地で人間の居住環境をテーマにしたシンポジウムやイベントが開かれます。この日が「世界ハビタット・デー」(World Habitat Day)です。1985年(昭和60年)の国連総会で制定され、翌1986年に第1回が開催されました。会場はケニアの首都ナイロビで、テーマは「避難所は私の権利」(Shelter is my Right)でした。
ハビタット(habitat)とは、住居・住まい・生息地を意味する言葉です。世界的な人口増加と急速な都市化が進む中、劣悪な居住環境や巨大スラム街の問題は年々深刻さを増しています。この記念日は、そうした現実に対する注意喚起と啓発活動を世界規模で行うことを目的として設けられました。
ナイロビには、1978年(昭和53年)に設立された国連の機関「国際連合人間居住計画」(UN-Habitat)の本部が置かれています。世界ハビタット・デーはこの機関と深く結びついており、毎年テーマを変えながら各国で記念行事が実施されます。これまでのテーマには「ホームレスのための避難所」(1987年)、「私たちの近所」(1995年)、「より安全な都市」(1998年)、「スラム街のない都市」(2001年)、「都市のための水と衛生」(2003年)などがあり、時代ごとの都市問題を映し出す記録にもなっています。
日本では国土交通省が積極的に協力しており、記念日に合わせてシンポジウムや関連イベントが開催されます。適切な避難所の確保や持続可能な都市計画の推進といった課題は、日本国内でも無縁ではありません。世界ハビタット・デーは、地球上のすべての人が安全で安定した住まいを持てる社会を考える機会として、今日も各地で受け継がれています。