洗浄の日 (記念日 10月3日)

洗浄の日
制定者
公益社団法人 日本洗浄技能開発協会
日付の由来
千(セン)は10の3乗(ジョウ)の語呂合わせ
最大水圧
産業用は700気圧超の機種も存在
関連資格
産業洗浄技能士(国家資格)
市場規模
2025年に約33億米ドル(世界)

水道管の詰まりを除去するとき、橋梁の表面を剥離するとき、食品工場のラインを丸洗いするとき——これらすべてを担うのが高圧洗浄の技術です。単純に「水を強く噴射する」だけに見えますが、産業用高圧洗浄機が発生させる水圧は最大で700気圧を超えるものもあり、その衝撃力はコンクリートを削り取るほど。10月3日の「洗浄の日」は、そんな知られざる洗浄技術の世界を広める目的で制定されました。

制定したのは公益社団法人・日本洗浄技能開発協会です。産業用の施設や設備の洗浄事業を営む中小企業を中心に構成されるこの団体が、高圧洗浄の普及と従事者の技能向上を目的として記念日を設けました。日付は「千(セン)は10の3乗(ジョウ)」という語呂合わせ。水圧の単位にかけた洒落た由来で、10月3日を選んでいます。高圧洗浄の活躍場所は、一般家庭のベランダ掃除にとどまりません。上下水道管の内部に積もった砂や汚泥の除去、熱交換器チューブに付着したスケール(水垢の固化物)の洗浄、タンクや船体の側壁清掃など、インフラや重工業の現場で欠かせない技術として定着しています。熱交換器の場合、スケールが蓄積すると熱交換効率が大幅に低下するため、高圧洗浄で元の状態に戻すことが生産性の維持に直結します。

技法にも種類があります。作業者がスプレーガンを手持ちで操作する「スプレーガン式」と、後方に向けて噴射するノズルの反力で配管内を自走する「フレキシブルホース式」の2種類が代表的です。後者は人が入れない細い配管の奥まで洗浄できるため、上下水道管や工場配管の清掃で特に重宝されています。こうした作業を安全・適切に行うために「産業洗浄技能士」という国家資格も存在し、日本洗浄技能開発協会が技能検定を実施しています。

薬品を使わず水の運動エネルギーだけで汚れを落とせるため、排水処理の負担を軽減できます。グローバルでの市場規模は2025年に約33億米ドルと推計され、2030年には41億米ドルを超える見通しです。IoTとの融合によりリモート操作や予測メンテナンスも実用化されつつあり、産業洗浄の現場はデジタル化の波にも乗り始めています。

10月3日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 大明日、天恩日、母倉日、月徳日
月齢 22.0(下弦の月)

10月の二十四節気・雑節

  • 寒露(かんろ) 10月8日(木)
  • 霜降(そうこう) 10月23日(金)
  • 秋の土用(どよう) 10月20日(火)