ドイツパンの日 (記念日 10月3日)
- 制定者
- ドイツパン研究会(1978年活動開始)
- 日付の由来
- 1990年10月3日・東西ドイツ統一の日
- パンの種類数
- 大型300種以上・小型1,200種以上(世界一)
- 年間消費量
- 一人あたり約87kg(ドイツ国内)
- 主な栄養特性
- GI値低・食物繊維・ミネラル・ビタミンB1豊富
世界一パンの種類が多い国、ドイツ。大型パンだけで300種類以上、小型パンまで含めると1,200種類を超えるとも言われています。日本でよく見かける白くふわふわした食パンとは対照的に、ドイツパンの多くはずっしり重く、独特の酸味を持ちます。この違いは、主原料の違いから来ています。寒冷な気候のドイツでは、低温でも育つライ麦が古くから栽培され、パン文化の中心を担ってきました。
10月3日は「ドイツパンの日」です。1978年(昭和53年)から日本でのドイツパン普及活動を続けているドイツパン研究会が制定しました。日付には理由があります。1990年のこの日、45年にわたって東西に分断されていたドイツが一つの国に統一されました。ドイツという国を象徴する歴史的な日であることから、ドイツの食文化を代表するパンの記念日として10月3日が選ばれたのです。
健康面からも注目を集めています。ライ麦はGI値が低く、血糖値の急上昇を抑えやすい食材です。食物繊維・ミネラル・ビタミンB1も白小麦パンより豊富に含まれ、腹持ちがよいため少量でも満足感が得られます。近年、伝統的なドイツの食習慣が見直されていることもあって、健康志向の高まりとともにライ麦パンへの関心が国内でも広がっています。ドイツでは一人あたり年間約87kgものパンを消費しており、パンが生活に深く根ざしていることがわかります。
ドイツパンはライ麦の配合量によって大きく分類されます。ライ麦100%の「ロッゲンブロート」、小麦100%の「ヴァイツェンブロート」、両方を混ぜた「ミッシュブロート」などが代表的です。ライ麦の割合が増えるほど色は濃くなり、目が詰まってしっとりした食感と酸味が増します。この酸味は発酵由来のもので、保存性を高める役割も果たしています。日本では酸っぱいパンと敬遠されることもありますが、チーズやスモークサーモンと合わせると絶妙なバランスになります。
ドイツパンの日をきっかけに、近所のベーカリーでライ麦パンや黒パンを手に取ってみてはいかがでしょう――とは言わず、ただひとこと。一口かじった瞬間の、あの独特のしっかりした噛み応えが、実はじわじわとクセになります。
10月3日の他の記念日
10月3日のカレンダー情報
10月の二十四節気・雑節
- 寒露(かんろ) 10月8日(木)
- 霜降(そうこう) 10月23日(金)
- 秋の土用(どよう) 10月20日(火)