巖手屋の日 (記念日 10月5日)
- 制定者
- 株式会社巖手屋(岩手県二戸市)
- 認定年
- 2021年(令和3年)
- 創業年
- 1948年(昭和23年)
- 創業者
- 小松シキ
- 代表商品
- 南部せんべい(胡麻・落花生など多数)
「南部せんべい」は、岩手県や青森県を中心とした東北地方の銘菓です。小麦粉を水で練り、円形の型に入れて堅く焼いた素朴な一枚。縁には「みみ」と呼ばれる薄くカリッとした部分があり、これが南部せんべい特有の食感を生み出しています。元々は八戸藩の非常食として生まれたとされ、八戸南部氏が藩主を務めた地域に今も受け継がれる伝統食品です。
その南部せんべいを看板商品とする株式会社巖手屋(いわてや)が制定したのが「巖手屋の日」で、毎年10月5日に当たります。日付の読み方が独特で、10を「い(1)わ(0=輪)」、5を手を開いたパーの形から「て」と読み、「い(1)わ(0)て(5)や」=「巖手屋」となる語呂合わせに由来します。この記念日は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されました。
巖手屋の歴史は1948年(昭和23年)にさかのぼります。創業者の小松シキが、たった21斤の焼き型からせんべい屋を立ち上げました。当時の主力商品は胡麻せんべい。シキはそれから54年間、せんべい焼き一筋の人生を貫きました。その職人的な姿勢は現在の巖手屋にも受け継がれ、胡麻や落花生をはじめとする多彩な味の南部せんべいが生み出されています。
近年は伝統の枠を超えた展開も見せています。チョコレートと南部せんべいを組み合わせた「チョコ南部プレミアム」はその代表例で、南部せんべい作りで長年培ってきた技術とこだわりが新ブランドに結実しました。懐かしさと革新が共存するこの姿は70年以上にわたって地域の食文化を支えてきた巖手屋らしい挑戦といえます。「巖手屋の日」が制定された目的は、そんな南部せんべいをより多くの人に知ってもらうことにあります。岩手県二戸市に本社を置く同社にとって、南部せんべいは地域そのものを体現する食品です。10月5日には、ひとくち食べればどこか懐かしくなる、その素朴な味わいをぜひ思い出してみてください。
参考リンク
10月5日の他の記念日
10月5日のカレンダー情報
10月の二十四節気・雑節
- 寒露(かんろ) 10月8日(木)
- 霜降(そうこう) 10月23日(金)
- 秋の土用(どよう) 10月20日(火)