地熱発電の日 (記念日 10月8日)

地熱発電の日
日付
10月8日
由来
松川地熱発電所が運転開始した日(1966年10月8日)
発電所所在地
岩手県八幡平市松川温泉
制定者
JOGMEC・日本地熱協会・電気事業連合会
機械遺産認定
2016年、日本機械学会(第77号)
現在の出力
23,500キロワット(1993年以降)

1966年10月8日、岩手県八幡平市に日本初の商業用地熱発電所「松川地熱発電所」が運転を開始しました。この歴史的な日付にちなんで、10月8日は「地熱発電の日」と定められています。

松川地熱発電所の建設は、1952年に地元の松尾村が温泉開発のために掘削した井戸から大量の蒸気が噴出したことに端を発します。この蒸気を発電に活用しようと、東化工株式会社(現・日本重化学工業株式会社)が1956年から調査に着手し、約10年の歳月をかけて発電所の建設にこぎつけました。当初の出力は9,500キロワットでしたが、その後の追加掘削により1968年に2万キロワット、1973年に2万2,000キロワット、1993年には2万3,500キロワットへと増強されています。現在は東北電力グループの東北自然エネルギー株式会社が運営しています。

松川地熱発電所が立地する地域は、日本国内で唯一の「蒸気卓越型」に分類される地熱地帯です。通常の地熱発電では熱水と蒸気が混在するため、気水分離器を用いて蒸気だけを取り出す工程が必要ですが、松川では地下から純粋な蒸気だけが噴出するため、この分離工程を省くことができます。構造がシンプルなぶん、経済性が高く安定した発電が可能という特性があります。この技術的な価値が評価され、2016年には日本機械学会から「機械遺産」(第77号)に認定されました。

「地熱発電の日」は、JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)が日本地熱協会および電気事業連合会とともに制定し、一般社団法人日本記念日協会に認定登録されました。地熱エネルギーは太陽光や風力とは異なり、天候や時間帯に左右されない安定した再生可能エネルギーとして位置づけられています。日本は火山国として世界有数の地熱資源を持ちながら、その活用率は必ずしも高くなく、この記念日はその認知と開発促進を図る目的で設けられました。

松川地熱発電所では現在も地域との連携が続いており、発電後の温排水を周辺のビニールハウスに供給して農業用途に活用するなど、エネルギーの地産地消の形が実践されています。敷地内の「松川地熱館」では地熱発電の仕組みや歴史を紹介しており、一般公開されています。

10月8日のカレンダー情報

六曜 大安
吉日 一粒万倍日、神吉日
月齢 27.0

10月の二十四節気・雑節

  • 寒露(かんろ) 10月8日(木)
  • 霜降(そうこう) 10月23日(金)
  • 秋の土用(どよう) 10月20日(火)