道具の日 (記念日 10月9日)
- 制定団体
- 東京合羽橋商店街振興組合
- 日付の由来
- 「道(10)具(9)」の語呂合わせ
- 道具街の起源
- 1912年(大正元年)頃に古道具商が集まる
- 店舗数・規模
- 約1kmに約200軒が連なる
- 道具まつり開始
- 1983年(第3回から10月9日に固定)
- 道具供養祭
- 矢先稲荷神社(台東区)で毎年開催
東京・台東区にある「かっぱ橋道具街」は、浅草通り菊屋橋交差点から言問通りまで約1kmにわたって約200軒の専門店が連なる、世界屈指の調理道具街です。包丁・鍋・食器から食品サンプルまで、飲食店開業に必要なあらゆる道具が揃う。その道具街を運営する東京合羽橋商店街振興組合が制定したのが「道具の日」で、「道(10)具(9)」の語呂合わせから10月9日に設けられました。
かっぱ橋道具街の歴史は大正時代にさかのぼります。1912年(大正元年)頃、浅草という大繁華街に近いこの一帯に数軒の古道具商が店を構えたのが起源とされます。1923年(大正12年)の関東大震災後には移転を余儀なくされた菓子問屋などが集まり、食に特化した専門店街として急速に発展しました。第二次世界大戦後には料理・飲食店器具や菓子道具を扱う現在の形が確立されています。
「道具の日」のルーツは、1983年から始まった「かっぱ橋道具まつり」の第3回にあります。まつりを10月9日の「道具の日」に合わせて開催することを決め、記念日として定着しました。毎年この日、道具街の近くに鎮座する矢先稲荷神社では「道具供養祭」が執り行われます。日頃使い込んだ料理道具に感謝し、丁寧に手を合わせるこの行事は、職人や料理人の道具への敬意を示す場として続いています。矢先稲荷神社は1642年(寛永19年)に徳川家光が浅草三十三間堂の守護神として祀ったのが起源の古社です。
プロ仕様の道具を一般客にも小売りするのがかっぱ橋の特徴で、相場より2〜3割安い価格が定評です。食品サンプルを使ったキーホルダー製作体験は外国人旅行者に特に人気があります。
「かっぱ橋道具まつり」は毎年10月上旬の約1週間にわたって開催され、各店舗が特価販売「かっぱ市」を行うほか、くじ引きやクイズラリーなど多彩な催しが並びます。道具街ならではの専門知識を持った店主たちが直接接客するのも魅力のひとつで、使い方の実演を交えながら道具の選び方を教えてもらえる場面もあります。「道具の日」は、毎日の食卓を支える道具の存在に改めて目を向けるきっかけとして、今も商店街の核となっています。
10月9日の他の記念日
10月9日のカレンダー情報
10月の二十四節気・雑節
- 寒露(かんろ) 10月8日(木)
- 霜降(そうこう) 10月23日(金)
- 秋の土用(どよう) 10月20日(火)