まぐろの日 (記念日 10月10日)

まぐろの日
制定年
1986年(昭和61年)
制定団体
日本鰹鮪漁業協同組合連合会
由来
726年、山部赤人が万葉集に詠んだ鮪の歌
分類
スズキ目サバ科マグロ属
主な種類
クロマグロ・メバチ・ビンナガ・キハダ等
完全養殖成功
2002年、近畿大学が世界初のクロマグロ完全養殖

奈良時代の726年、歌人・山部赤人は聖武天皇の行幸に従って明石地方を訪れ、鮪(当時は「しび」と呼ばれていました)で栄えるその地を讃えた歌を詠みました。「鮪釣ると海人船散動き…」と始まるこの歌は『万葉集』巻6・938段に収められており、マグロが古来より日本人の生活に深く根ざした魚であったことを伝えています。

この万葉の逸話にちなみ、1986年(昭和61年)に日本鰹鮪漁業協同組合連合会が10月10日を「まぐろの日」と制定しました。同連合会は東京都千代田区九段北に事務局を置き、かつおやまぐろの漁業関係者で構成される団体です。まぐろをもっと広く食べてもらいたいという思いが記念日の原点にあります。マグロはスズキ目サバ科マグロ属に分類される魚の総称で、暖かい外洋を広範囲に回遊する大型肉食魚です。クロマグロ・ミナミマグロ・メバチマグロ・ビンナガマグロ・キハダマグロなど複数の種があり、なかでもクロマグロは「本マグロ」とも呼ばれ最高級品として扱われています。

「マグロ」という名前の由来には諸説あります。目が大きく黒いことから「まっくろ」→「まくろ」→「まぐろ」と変化したという説や、「目が黒い」→「目黒」→「まぐろ」となった説が知られています。

食用としてのマグロは部位によって「赤身」「中トロ」「大トロ」と呼び分けられます。背中側は脂肪が少なく引き締まった赤身、腹側は脂肪をたっぷり含んだトロとなります。「トロ」という名前は口の中でとろけるような脂のなめらかさに由来するとされています。刺身や寿司種としてはもちろん、焼き魚・ステーキ・缶詰など幅広い形で食卓に上るマグロは日本の食文化を代表する魚です。一方で、特にクロマグロは国際的な漁獲規制の対象となっており、大西洋・太平洋それぞれで漁獲枠が設けられています。日本は世界最大のマグロ消費国として資源管理の議論に深く関わっており、養殖技術の研究も進んでいます。近畿大学が世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功したのは2002年のことで、「近大マグロ」として広く知られるようになりました。

10月10日の他の記念日

10月10日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 母倉日、巳の日
月齢 29.0

10月の二十四節気・雑節

  • 寒露(かんろ) 10月8日(木)
  • 霜降(そうこう) 10月23日(金)
  • 秋の土用(どよう) 10月20日(火)