和太鼓の日 (記念日 10月10日)

和太鼓の日
制定者
庄山国英氏(福井県坂井市)
日付の由来
「10・10」を和太鼓の音「ドンドン」と読む語呂合わせ
起源
縄文時代(約1万3000年前〜)の土器に皮を張ったものが原型
主な種類
長胴太鼓・締太鼓・桶太鼓の3種
国内団体数
約1万5000団体(2019年時点)
認定
一般社団法人 日本記念日協会

縄文時代の土器に皮を張ったものが原型とされ、約1万年を超える歴史を持つ和太鼓。2019年時点で国内に1万5000を超える団体があり、演奏人口は数百万人にのぼるといわれる。その胴の底を揺さぶるような低音は、日本人の体の奥底に刻まれた記憶を呼び覚ます力を持っています。

10月10日は「和太鼓の日」です。福井県坂井市の庄山国英氏が制定しました。氏はインターネットで「Kuniの火の太鼓」などを通じて和太鼓の情報を発信し続けており、日付は「10」と「10」で和太鼓の音「ドンドン」と読む語呂合わせに由来します。和太鼓への関心を高め、その魅力を広く伝えることを目的として、日本記念日協会により認定・登録された記念日です。

和太鼓が文献に初めて登場するのは、712年に編纂された『古事記』とされています。さらに古くは群馬県の前橋天神山古墳から、太鼓を打つ人物を模した埴輪が出土しており、古墳時代(3〜6世紀)にはすでに太鼓が日本の生活に根付いていたことがわかります。中国大陸から伝わった腰鼓が雅楽に取り入れられ、独自の様式美をまとった楽器へと昇華していった歴史があります。

現代の和太鼓は大きく「長胴太鼓」「締太鼓」「桶太鼓」の三種類に分類されます。盆踊りや祭礼で目にする大きな胴の太鼓は長胴太鼓で、神社の境内に据えられていることも多い。締太鼓はロープや金具で皮を締め上げる構造で、歌舞伎や民謡など舞台芸術で重用されます。桶太鼓は側板を桶のように組み合わせた軽量設計で、担いで演奏するスタイルにも対応しています。

転機となったのは1988年の「ふるさと創生事業」です。政府が全国の市町村に一律1億円を交付したこの施策を機に、各地で和太鼓チームが相次いで結成されました。以来わずか数十年で、日本のほぼすべての自治体に和太鼓団体が存在するほどの広がりを見せています。江戸時代には太鼓好きが集まって自由に打ち鳴らす「のら打ち」と呼ばれる文化があったといいますが、現代の和太鼓ブームはその精神を引き継ぐものかもしれません。

「ドンドン」という音が示す通り、和太鼓はただ聴くだけでなく、体全体で感じる楽器です。1万年の歴史を持ちながら、今もその音は更新されつづけています。

10月10日の他の記念日

10月10日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 母倉日、巳の日
月齢 29.0

10月の二十四節気・雑節

  • 寒露(かんろ) 10月8日(木)
  • 霜降(そうこう) 10月23日(金)
  • 秋の土用(どよう) 10月20日(火)