オオヒシクイの日(トットの日) (記念日 10月10日)
- 制定者
- 水の駅「ビュー福島潟」(新潟県新潟市)
- 認定
- 一般社団法人・日本記念日協会
- 福島潟への飛来数
- 多い年で5,000羽以上(国内飛来数の約半数)
- オオヒシクイの体格
- 全長90〜100cm、翼開長最大約200cm、体重最大約5.3kg(オス)
- 繁殖地
- シベリア東部・カムチャツカ半島周辺
- 指定
- 国の天然記念物
全長90センチ、翼を広げると最大2メートルに達する大型の渡り鳥・オオヒシクイが、毎年秋になると5,000羽以上も押し寄せる場所が新潟市にある。福島潟——かつて広大な低湿地だったこの水辺は、今や国内最大のオオヒシクイ越冬地として知られ、日本に飛来する約1万羽のうち半数以上が集結する。
オオヒシクイは国の天然記念物に指定されたガンの仲間で、学名に「middendorffii」とある通りシベリア東部・カムチャツカ半島周辺で繁殖する。体重はオスで最大5.3キログラムにもなり、日本に渡来するガン類の中では最大種だ。9月下旬から福島潟に飛来し始め、翌年3月には繁殖地へ約2,400キロメートルの旅をして帰っていく。越冬中の主食はイネの刈り株から再生した再生稈で、食物全体の60パーセント以上を占めることが分かっている。
10月10日は「オオヒシクイの日(トットの日)」。福島潟の拠点施設である水の駅「ビュー福島潟」が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録された。日付は飛来の季節であること、そして「トッ(10)ト(10)」という語呂合わせが由来で、オオヒシクイをいつまでも見続けられるようにとの願いが込められている。
福島潟には220種類以上の渡り鳥が訪れ、国指定鳥獣保護区(集団渡来地)にも指定されている。夕暮れどきに数千羽のオオヒシクイが一斉に飛び立つ「塒入り(ねぐらいり)」は、潟ならではの圧巻の光景として観察者を魅了する。体が大きい分、飛翔時の羽音と鳴き声は迫力があり、初めて目にする人は声を失うという。
天然記念物でありながら、これほどの群れを身近で観察できる場所は世界的にも珍しい。毎年秋の福島潟は、シベリアから旅してきた巨大な水鳥たちの生きた声で満ちている。
参考リンク
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