青森のお米「青天の霹靂」の日 (記念日 10月10日)

青森のお米「青天の霹靂」の日
品種登録年
2017年(品種名発表は2014年11月)
育成年数
8年(雑種第10世代まで交配・選抜)
一般販売開始
2015年10月10日
特A取得実績
青森県産米初の特A、2015〜2022年産で8年連続
食味の特徴
粘りとキレのバランスがよく、上品な甘みと旨み
制定者
JA全農あおもり(全国農業協同組合連合会青森県本部)

「青天の霹靂」という名は、晴れ渡った青空に突然轟く雷のように、人を驚かせる劇的な出来事を表す慣用句です。青森県産のブランド米がこの名を冠した背景には、長年にわたる品種開発の苦闘と、ついに掴んだ悲願の「特A」評価という、まさに劇的な歴史があります。10月10日は、全国農業協同組合連合会青森県本部(JA全農あおもり)がこのブランド米の認知度向上と消費拡大を目的に制定した記念日で、「1010」を「センテン=青天」と読む語呂合わせに由来しています。

青森県は北国ならではの冷涼な気候から、長い間「米どころ」としては不利な条件を背負ってきました。コシヒカリをはじめとする良食味品種を栽培すると出穂が遅れ、耐冷性や病害への抵抗性も不十分になりがちだったためです。そうした課題を克服するべく、青森県産業技術センターが育成に着手したのが「青天の霹靂」の前身となる系統で、雑種第10世代(F10世代)にまで及ぶ交配・選抜を重ねた末、実に8年の歳月をかけて誕生しました。2014年11月に正式な品種名が発表され、2015年には奨励品種に指定。同年10月10日に一般販売が開始されたことは、記念日の日付とも深く結びついています。

業界内外から大きな注目を集めた理由は、青森県産米として初めて日本穀物検定協会の食味ランキングで最高評価「特A」を獲得したことにほかなりません。2015年産での初「特A」取得以降、2022年産まで8年連続でこの評価を維持し続けました。食味評価は毎年の産地環境・栽培管理が厳しく問われるものであり、長年にわたる連続記録は、青森の農業生産者と研究者たちの絶え間ない努力の積み重ねによって支えられています。北国の農業が抱えてきた宿命とも言える気候的制約を技術と情熱で乗り越えてきた歴史が、この一粒一粒には刻まれているのです。

粒はやや大きめで、炊き上がりはほどよいツヤと柔らかな白さが際立ちます。粘りとキレのバランスが巧みに取れており、上品な甘みと旨みが口中に広がるのが特徴です。10月10日の「青森のお米『青天の霹靂』の日」は、そんな一粒に込められた生産者の矜持を改めて思い起こさせてくれる日です。

10月10日の他の記念日

10月10日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 母倉日、巳の日
月齢 29.0

10月の二十四節気・雑節

  • 寒露(かんろ) 10月8日(木)
  • 霜降(そうこう) 10月23日(金)
  • 秋の土用(どよう) 10月20日(火)