襖の日 (記念日 10月10日)

襖の日
制定者
日本内装材連合会
認定機関
一般社団法人・日本記念日協会
日付の由来①
10月は住生活月間・葦戸から襖へ替える時期
日付の由来②
「十」の字が組子の骨の交差を表す
起源
平安時代の御所の寝所の間仕切り
語源
寝具「衾(ふすま)」・衾所の仕切りから命名

平安時代、御所の寝所を仕切る建具として生まれた襖は、1000年以上の歴史を持つ日本独自の空間装置です。語源は寝具を意味する「衾(ふすま)」。寝所「衾所(ふすまどころ)」の仕切りとして使われたことからその名がつきました。「障子」という言葉が中国由来であるのに対し、「ふすま」は唐にも韓にも存在しない、日本人が独自に命名した建具です。組子を芯に持つ和襖は、室町時代に武家文化と茶の湯の広まりとともに発展しました。狩野派や長谷川派など著名な絵師たちが金箔地に花鳥や山水を描いた豪華な障壁画は、そのまま襖に仕立てられ、寺社や城郭の空間を彩りました。江戸時代以降は庶民の家屋にも普及し、部屋の間取りを季節や行事に合わせて柔軟に変える日本特有の住まい文化を支えてきました。

10月10日は「襖の日」として日本内装材連合会が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されています。日付に込められた意味が二重になっているのが興味深いところです。10月は「住生活月間」にあたり、戸を葦戸(よしずを張った夏の建具)から襖へ替える時期にあたります。そして「10日」の「十」という字は、組子の骨が縦横に交差する様子そのものを表しています。組子とは、和襖の芯材となる木の骨格で、細い木材を格子状に組み上げた構造のことです。

現代の住宅では洋室化が進み、襖を使う機会は減っています。しかし和紙を貼った紙襖は室内の湿気を吸放出し、冬場の結露を抑える効果も報告されており、断熱・調湿という性能面でも見直されつつあります。「襖の日」は、建具としての実用的な長所と、工芸品・伝統文化財としての価値を広く伝えることを目的として設けられています。

10月10日の他の記念日

10月10日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 母倉日、巳の日
月齢 29.0

10月の二十四節気・雑節

  • 寒露(かんろ) 10月8日(木)
  • 霜降(そうこう) 10月23日(金)
  • 秋の土用(どよう) 10月20日(火)