千寿せんべいの日 (記念日 10月10日)

千寿せんべいの日
制定者
株式会社鼓月(こげつ)
創業年
1945年(昭和20年)10月
千寿せんべい誕生
1963年(昭和38年)
記念日認定
2021年(令和3年)、一般社団法人・日本記念日協会
本社所在地
京都府京都市伏見区
日付の由来
創業月(10月)と「千寿=1010(せんじゅう)」の語呂合わせ

波打つクッキー生地にシュガークリームを挟んだ「千寿せんべい」が生まれたのは、ある失敗がきっかけでした。昭和38年(1963年)、鼓月の先代がドイツ製の機械を購入した際、意図せずナミナミ型の焼き菓子製造機を手に入れてしまったのです。ところがそこで発想を転換し、その波型を武器にした新しい菓子を生み出したことが、今日の看板商品誕生につながりました。

「千寿せんべい」は、和菓子の世界に洋菓子の技法を持ち込んだ革新的な一品です。それまでの京菓子にはなかった発想で、波型のクッキー生地にシュガークリームを挟み込んだ構造は、当時としては非常に斬新でした。名前の由来は、波間に飛鶴の影が映る情景——千代の寿ぎを願うという縁起の良いイメージに由来します。洋の技と和の心が融け合った、まさに京菓子らしい一品です。

生地には、菓子用小麦粉「宝笠」と国産小麦粉を独自配合した専用の「千寿せんべい粉」が使われています。グルテン形成が抑えられることで、サクッと軽やかでありながら口溶けの良い食感が生まれます。焼成はその日の気温・湿度・天候を職人が見極めながら火加減を調整するという手仕事で、工場見学でも職人の目と手による管理の様子が公開されています。クリームには純度の高い粉糖を使い、ふんわりとやさしい甘さに仕上げながら、季節や温度によって配合を変えることで、いつ食べても同じ味わいを保っています。

製造・販売を手がけるのは、1945年(昭和20年)10月に京都・伏見で創業した株式会社鼓月(こげつ)です。「華」「姫千寿せんべい」など複数の京菓子を展開しており、京都を中心に大阪・東京にも直営店を構えます。百貨店の販売チャネルも広く、大丸・阪急・阪神・高島屋・京阪など全国43店舗(2018年1月時点)に販売網を持ちます。

「千寿せんべいの日」は10月10日。創業月の10月と「千寿=1010」の語呂合わせによる日付で、2021年に日本記念日協会が認定しました。

10月10日の他の記念日

10月10日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 母倉日、巳の日
月齢 29.0

10月の二十四節気・雑節

  • 寒露(かんろ) 10月8日(木)
  • 霜降(そうこう) 10月23日(金)
  • 秋の土用(どよう) 10月20日(火)