麻酔の日 (記念日 10月13日)

麻酔の日
手術実施日
1804年(文化元年)10月13日
執刀医
華岡青洲(紀州藩の医師)
麻酔薬名
通仙散(主成分:曼陀羅華)
手術内容
乳がん摘出(約25分間)
欧米初麻酔
1846年(青洲より40年以上後)
記念日制定者
一般社団法人・日本麻酔科学会

1804年(文化元年)10月13日、紀州藩の医師・華岡青洲(はなおかせいしゅう)は世界初の全身麻酔手術に成功しました。患者は乳がんを患う60歳の女性で、青洲は「通仙散(つうせんさん)」と呼ばれる薬草の煎じ薬を用いて麻酔をかけ、約25分間の乳がん摘出手術を行いました。ヨーロッパで麻酔薬(エーテル)が初めて使われたのは1846年のことであり、青洲の偉業はそれより40年以上早いものでした。

「麻酔の日」は、この世界初の全身麻酔手術を記念して制定されました。1804年の手術日である10月13日を記念日としており、一般社団法人・日本麻酔科学会が制定し、日本記念日協会に登録されています。

通仙散の主成分は曼陀羅華(まんだらげ)で、現代でいうスコポラミンやアトロピンを含む植物です。青洲はこの処方を完成させるまでに20年以上をかけており、その過程では母と妻が人体実験に志願したことも記録されています。妻・加恵は失明し、母は命を落としたとも伝わります。

現在、華岡青洲の診療所があった和歌山県紀の川市には「華岡青洲の里」として記念館が整備されており、当時の医療道具や資料が展示されています。また、青洲の生涯は有吉佐和子の小説『華岡青洲の妻』(1966年)として広く知られ、映画化・舞台化もされています。

麻酔科学の分野では、青洲の業績が出発点として認識されています。現代の手術では全身麻酔・局所麻酔・脊髄麻酔などが使い分けられ、麻酔科医が患者の状態を管理する役割を担っています。日本の麻酔科専門医は2023年時点で約1万人が認定を受けています。

10月13日のカレンダー情報

六曜 大安
吉日 神吉日、大明日
月齢 2.5

10月の二十四節気・雑節

  • 寒露(かんろ) 10月8日(木)
  • 霜降(そうこう) 10月23日(金)
  • 秋の土用(どよう) 10月20日(火)