世界標準の日 (記念日 10月14日)
- 制定年
- 1960年(昭和35年)
- 制定機関
- ISO・IEC
- 由来となった出来事
- 1946年、25ヵ国がロンドンで標準化組織の設立を決議
- 英語名
- World Standards Day
- 日本の推進月間
- 産業標準化推進月間(10月1日〜31日)
- 月間の開始年
- 1954年(工業標準化振興週間として)
交通信号機の緑・黄・赤、船舶や航空機の右側通行——こうした世界共通のルールは「国際標準」によって支えられています。10月14日は「世界標準の日(World Standards Day)」です。国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が1960年(昭和35年)に制定しました。この日付には歴史的な根拠があります。1946年(昭和21年)10月14日、25ヵ国の代表がイギリス・ロンドンに集まり、標準化を世界規模で推進する組織を設立することを決議しました。その翌年、ISOが正式に発足します。世界標準の日は、標準化の実現に取り組んだ人たちへの感謝を示すとともに、管理者・産業界・消費者に対して国際標準の重要性を広く伝えることを目的としています。
国際標準(international standard)とは、各国が個別に定めている規格や基準を世界規模で統一し、スムーズな国際取引を実現するための基盤です。代表的な例がISOの工業規格やIASB(国際会計基準審議会)が定める国際会計基準です。ネジの寸法から通信プロトコル、金融報告の様式まで、私たちの日常や経済活動は膨大な数の国際標準に支えられています。
日本では、10月14日を含む10月1日〜31日を「産業標準化推進月間」と定めています。かつては1954年(昭和29年)に「工業標準化振興週間」として始まり、1994年(平成6年)に「工業標準化推進月間」へ、2019年(令和元年)からは現在の名称に改称されました。期間中は広報活動・表彰・講演会など、標準化への理解を深めるための行事が各地で開かれます。
「グローバル・スタンダード」という言葉を耳にすることがあります。日本では1997年(平成9年)以降に急速に広まった表現ですが、実は英語圏ではほとんど使われない和製英語だとされています。「international standard」や「world standard」が正式な表現で、グローバル・スタンダードはあくまで日本語の文脈で生まれた比喩的な語です。標準化を語る記念日でありながら、その名称自体が言語の多様性を示しているのは興味深いことです。
10月14日の他の記念日
10月14日のカレンダー情報
10月の二十四節気・雑節
- 寒露(かんろ) 10月8日(木)
- 霜降(そうこう) 10月23日(金)
- 秋の土用(どよう) 10月20日(火)