木造住宅の日 (記念日 10月18日)
- 制定年
- 1998年(平成10年)
- 制定者
- 日本木造住宅産業協会
- 日付の由来
- 10月=「住」、18日=「木」を十と八に分解
- 木造住宅割合
- 一戸建ての約9割が木造
- 代表工法
- 木造軸組工法(在来工法)
日本の一戸建て住宅のうち、約9割は木造で建てられている。この数字が示すように、木造住宅は日本人の暮らしに深く根ざした存在です。国土の約7割を森林が占めるこの国では、古代から木材が最も身近な建築資材であり、縄文時代の竪穴住居にまでさかのぼる長い歴史を持っています。
10月18日は「木造住宅の日」です。東京都港区六本木に事務局を置く一般社団法人・日本木造住宅産業協会が1998年(平成10年)に制定しました。10月は「住(10)」と読む語呂合わせ、18日は「木」という漢字を分解すると「十」と「八」になることに由来します。制定当時、木造軸組工法住宅業界のなかで指導的役割を果たすまでに発展した協会が、その存在と活動をさらに全国へ広めることを目指して設けた記念日です。
木造住宅の最大の特長は、日本の気候風土との相性の良さにあります。木材は湿度が高いときに水分を吸収し、乾燥すると放出するという調湿機能を持っています。高温多湿の夏と、乾燥した冬が繰り返される日本の四季に、これほど適した素材は他にありません。また、熱を伝えにくい性質から断熱性にも優れており、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比べて建築コストを抑えやすい点も広く普及した理由のひとつです。
日本の木造建築技術は長い年月をかけて独自の発展を遂げてきました。代表的な工法が「木造軸組工法」(在来工法)で、柱と梁を組み合わせた骨組みによって建物を支える方式です。この工法は間取りの自由度が高く、増改築にも対応しやすいことから、現在も一戸建て住宅の主流となっています。法隆寺をはじめとする古社寺建築が千年以上の時を経て現存していることは、木造建築の耐久性と職人技術の高さを今に伝える証拠です。
近年は耐震・耐火技術の進歩により、木造建築の可能性はさらに広がっています。CLT(直交集成板)などの新素材を活用した中高層木造ビルの建設も進んでおり、従来は鉄骨や鉄筋コンクリートの領域とされていた分野にも木造が進出しています。カーボンニュートラルへの関心が高まる現代において、炭素を長期間固定する木材の利用拡大は、地球環境の観点からも注目されています。
日本木造住宅産業協会は、木造住宅の品質向上や普及促進、業界全体の発展に取り組んでいます。「木造住宅の日」は、日本人が古くから育んできた木との共生という文化を改めて見つめ直す機会でもあります。
10月18日の他の記念日
10月18日のカレンダー情報
10月の二十四節気・雑節
- 寒露(かんろ) 10月8日(木)
- 霜降(そうこう) 10月23日(金)
- 秋の土用(どよう) 10月20日(火)