ミニスカートの日 (記念日 10月18日)
- 記念日の日付
- 10月18日
- ツイッギー来日年
- 1967年(昭和42年)
- 来日時の年齢
- 18歳
- 創始者
- マリー・クワント(イギリス)
- 流行の発祥地
- イギリス・ロンドン
- ミニスカ開始時期
- 1958年頃
1967年10月18日、羽田空港に一人のモデルが降り立つと、日本のファッション史は大きく動きました。「ミニの女王」と称されるイギリス人モデル・ツイッギー(Twiggy)の来日です。当時18歳のツイッギーは、前年に来日したビートルズと並び称されるほどの熱狂で迎えられ、翌19日の記者会見では膝上20センチのミニスカートで登場して報道陣をどよめかせました。この来日が日本にミニスカートブームを巻き起こしたことを記念し、10月18日は「ミニスカートの日」とされています。
ミニスカートとは、裾の位置が膝よりも大幅に短いスカートの総称で、「ミニスカ」「ミニ」と略されることも多く、1960年代後半に世界的な流行を生みました。その仕掛け人として名を残すのが、イギリス・ロンドンのデザイナー、マリー・クワント(Mary Quant)です。クワントは1958年頃からスカート丈を短くしたデザインを若者向けに発信し始め、当時の若者文化と結びつきながら「ミニスカート」という新しい衣服の概念を世界に広めました。その背景には、「スウィンギング・ロンドン」と呼ばれた1960年代ロンドンの独自の文化的土壌があり、音楽・ファッション・アートが一体となって若者文化が爆発的に花開いた時代でした。クワントは既成の高級ファッション界の価値観を否定し、階級に縛られない自由なスタイルを提唱しました。ミニスカートはその象徴であり、単なる流行にとどまらず、女性の自由と解放を体現するファッション革命の産物でもありました。
ツイッギーはその革命の顔として世界に登場しました。本名レスリー・ホーンビー、細い体型から「小枝(Twig)」を意味するツイッギーと呼ばれた彼女は、マリー・クワントのスタイルとも親和性が高く、1960年代のモードを象徴する存在となりました。日本での来日は短期間のものでしたが、テレビや新聞を通じてその姿が広く報じられたことで、日本の若い女性たちのあいだにミニスカートへの憧れが一気に広まりました。
ミニスカートの流行は、日本社会においても女性のファッションに対する意識を大きく変えた出来事でした。洋服を自由に楽しむという感覚、自分の体型や好みを肯定するという感覚が、ファッションを通じて若い世代に浸透していきました。それはただの丈の変化ではなく、既存の価値観への静かな異議申し立てでもありました。ツイッギーが羽田に降り立ったあの日は、そうした時代の転換点を象徴する瞬間として、今もファッション史のページに刻まれています。
参考リンク
10月18日の他の記念日
10月18日のカレンダー情報
10月の二十四節気・雑節
- 寒露(かんろ) 10月8日(木)
- 霜降(そうこう) 10月23日(金)
- 秋の土用(どよう) 10月20日(火)