あかりの日 (記念日 10月21日)
- 記念日制定年
- 1981年(昭和56年)
- 制定団体
- 日本電球工業会(現:日本照明工業会)、日本電気協会など
- 由来となった出来事
- 1879年10月21日、エジソンが実用的な白熱電球を完成
- フィラメント素材
- 京都産の真竹(竹炭フィラメント)
- 世界初の商業用発電所
- 1882年、ニューヨーク・マンハッタンで稼働
- 主な活動
- 全国小学生ポスターコンテスト、省エネ・節電の情報発信
1879年10月21日、トーマス・エジソンは45時間以上燃え続けた炭素フィラメントの白熱電球を完成させ、電気の光を人々の生活に持ち込みました。それまでガスランプや油ランプに頼っていた夜の暮らしを一変させたこの発明を記念して、日本電球工業会(現:日本照明工業会)や日本電気協会などが1981年(昭和56年)に10月21日を「あかりの日」と制定しました。エジソンが電球の実用化に向けて最もこだわったのが、フィラメントの素材選びです。1600種類を超える材料を試したとも言われる中で、最終的に注目したのが日本・京都の真竹でした。竹炭から作ったフィラメントは耐久性が高く、商業用電球として1200時間以上の点灯を実現します。こうして京都の竹が、近代文明の夜明けを支えた素材のひとつとなりました。
エジソンの偉業は電球の発明にとどまりません。彼は白熱電球を広めるため、発電・送電・配電を一体とした電力インフラの事業化にも取り組みました。1882年にはニューヨークのマンハッタンで世界初の商業用発電所を稼働させ、電力を街全体に供給する仕組みを作り上げます。単なる発明家ではなく、社会システムの設計者でもあったエジソンの視点が、現代の電力網の原型を生み出したとも言えます。
「あかりの日」を運営する委員会は、日本照明工業会・日本電気協会・照明学会の三団体が設立しました。毎年この日には全国小学生ポスターコンテストを開催し、子どもたちが照明や省エネをテーマに作品を制作します。また、照明の正しい使い方や省エネ・節電の意識を広める情報発信も行っており、単なる記念日にとどまらず、エネルギーと暮らし方を考える機会として定着しています。
LED照明が主流となった今も、電気で夜を照らすという文明の選択はエジソンが開いた扉の延長線上にあります。10月21日は、その扉がひらかれた日です。
参考リンク
10月21日の他の記念日
10月21日のカレンダー情報
10月の二十四節気・雑節
- 寒露(かんろ) 10月8日(木)
- 霜降(そうこう) 10月23日(金)
- 秋の土用(どよう) 10月20日(火)