世界開発情報の日 (記念日 10月24日)
- 毎年の日付
- 10月24日(国連デーと同日)
- 制定年
- 1972年(国連総会決議3038)
- 初回観測
- 1973年10月24日
- 提唱機関
- UNCTAD(国連貿易開発会議)
- 由来となる採択
- 第2次国連開発の10年・国際開発戦略(1970年)
- ODA目標値
- 先進国GNP比0.7%(戦略に明記)
1970年10月24日、国連総会は「第2次国連開発の10年のための国際開発戦略」を採択しました。この日付が後に世界的な記念日の根拠となります。1972年12月19日、国連総会は決議3038(XXVII)を採択し、毎年10月24日を「世界開発情報の日(World Development Information Day)」と定めました。国連デーと同じ日付に設定されたのは、開発問題への関心を国際的な連帯の文脈に位置づけるためです。初めての公式な記念日として観測されたのは1973年10月24日のことです。
この記念日の背景には、1972年5月にUNCTAD(国連貿易開発会議)が提示した勧告があります。UNCTADは、貿易・開発問題に関する情報の普及と、それに対する世界的な世論形成のための具体的な措置を提案しました。この提案が国連決議として結実し、世界開発情報の日が誕生しました。
記念日の目的は二つの柱から成ります。一つは、世界各地で進む開発の状況を情報として集約し、地球規模でのバランスを考えること。もう一つは、開発問題の解決に必要な国際協力への関心を、特に若い世代を中心とした国際世論に向けて喚起することです。先進国と途上国の間の経済格差が顕在化しつつあった1970年代、国連はこの情報共有の仕組みを制度として定着させる必要があると判断しました。
「第2次国連開発の10年」とは、1971年から1980年の10年間を指す国際的な開発目標の枠組みです。この戦略は、途上国の年間経済成長率6%の達成や、先進国からのGNP比0.7%を目標とする政府開発援助(ODA)の供与などを目標として掲げていました。0.7%という数字は現在も多くの国際援助指標の基準として参照されています。
毎年10月24日、国連加盟国や国際機関はこの日に合わせてシンポジウムや情報発信を行います。デジタル時代の今日、開発情報の収集・伝達手段は劇的に変化しましたが、情報格差それ自体も解決すべき開発課題の一つとして認識されています。世界開発情報の日は、そのような新たな課題にも向き合いながら、制定から半世紀以上が経過した現在も国際カレンダーに刻まれています。
参考リンク
10月24日の他の記念日
10月24日のカレンダー情報
10月の二十四節気・雑節
- 寒露(かんろ) 10月8日(木)
- 霜降(そうこう) 10月23日(金)
- 秋の土用(どよう) 10月20日(火)