暗黒の木曜日 (記念日 10月24日)
- 発生日
- 1929年10月24日(木曜日)
- 発生場所
- ニューヨーク・ウォール街 株式取引所
- 暴落継続期間
- 約1か月
- 関連事件①
- 悲劇の火曜日(1929年10月29日)
- 関連事件②
- ブラックマンデー(1987年10月19日)
- 影響
- 世界恐慌(1930年代)の引き金
1929年10月24日、ニューヨーク・ウォール街の株式取引所で取引が始まってわずか1時間ほどの間に、株価が急激に下落しました。売りの連鎖はたちまちパニックを引き起こし、投資家たちは一斉に株式を手放しました。この日が木曜日だったことから、「暗黒の木曜日」(Black Thursday)と呼ばれるようになりました。
当時のアメリカ合衆国は、第一次世界大戦の軍需景気を背景に長期の好況が続いていました。しかし1920年代末になると、景気後退の前兆がじわじわと顔を見せ始めていました。過熱した投機熱と実体経済との乖離が積み重なるなか、10月24日の急落はその均衡を一気に崩しました。
その日の取引終了時には、主要銀行家らが市場に資金を注入して株価はいったん前日終値付近まで値を戻しました。しかし事態は収まりませんでした。わずか5日後の10月29日(火曜日)、取引開始と同時に「暗黒の木曜日」を上回る規模の売りが押し寄せ、この日は「悲劇の火曜日」(Tragedy Tuesday)と呼ばれます。株価の大暴落はおよそ1か月にわたって続きました。取引所の床では怒号が飛び交い、電話回線はパンクし、ティッカーテープの印字は実際の取引から数時間遅れる事態が続きました。
この株価崩壊はアメリカ国内にとどまらず、世界へと波及する未曾有の大恐慌——「世界恐慌」——の引き金となりました。銀行の連鎖倒産、失業者の急増、工業生産の激減が各国を覆い、その影響は1930年代を通じて長く尾を引きました。関連する出来事として、1987年10月19日(月曜日)にニューヨーク株式市場で株価が大幅に下落した「ブラックマンデー」があります。コンピューターによる自動売買が急速に普及していた時代に発生したこの暴落は、「暗黒の木曜日」から半世紀以上を経ても、株式市場の脆弱性が変わらないことを示すものでした。
10月24日の他の記念日
10月24日のカレンダー情報
10月の二十四節気・雑節
- 寒露(かんろ) 10月8日(木)
- 霜降(そうこう) 10月23日(金)
- 秋の土用(どよう) 10月20日(火)