ツーバイフォー住宅の日 (記念日 10月24日)

ツーバイフォー住宅の日
日本導入年
1974年(建設省が正式認定)
累計着工戸数
300万戸超(2020年時点)
年間着工戸数
10万戸超
木造住宅シェア
約20.9%(2019年度)
制定団体
日本ツーバイフォー建築協会
日本最古の例
1878年の北海道・屯田兵住宅

断面が2インチ×4インチの規格材を使って家を組み立てる「ツーバイフォー工法」が日本で公式に導入されたのは1974年のことです。高度経済成長期の建築需要が高まるなかで、品質の均一化と生産性の向上を兼ね備えた工法として注目を集め、以来半世紀をかけて累計着工戸数は300万戸を超えました。現在も年間10万戸以上がツーバイフォー工法で建設されており、新設木造住宅の約5棟に1棟を占めるほど定着しています。工法の起源は19世紀の北米にさかのぼります。日本との接点は意外にも古く、1878年(明治11年)に北海道で建てられた屯田兵住宅がその先例とされています。札幌市時計台や豊平館もこの工法で建てられており、北海道の開拓期に米国から資材や設計図ごと持ち込まれた経緯があります。ただし一般住宅への本格的な普及が始まったのは1974年の建設省(現・国土交通省)による正式認定以降で、それを機に日本ツーバイフォー建築協会が設立されました。

構造上の最大の特徴は「六面体構造」にあります。床・壁・屋根のそれぞれを剛性の高い面として仕上げ、六つの面が一体となって建物全体の荷重を支える仕組みです。柱と梁で骨組みを作る在来軸組工法が「線」で建物を支えるのに対し、ツーバイフォーは「面」全体で力を分散させるため、地震や台風などの横からの力に対して高い強度を発揮します。1995年の阪神・淡路大震災でも、ツーバイフォー住宅の被害が比較的少なかったことが専門家の調査で報告されており、耐震性能の高さが広く認知されるきっかけとなりました。

使用する規格材は「2×4材」のほか「2×6材」「2×8材」「2×10材」など複数あり、壁の厚みによって断熱性や気密性が変わります。2×6材を採用すると壁内に充填できる断熱材が厚くなるため、寒冷地向けの高断熱仕様として北海道や東北地方での採用が多い傾向があります。木材を主体とした構造は断熱性と蓄熱性のバランスが取りやすく、冷暖房効率の面でも評価されています。

2月4日は、ツーバイフォー工法の名称の由来である「2(ツー)×4(フォー)」の数字にちなんで記念日とされています。日本ツーバイフォー建築協会が制定し、工法の特性や木の住まいの魅力を広く伝えることを目的としています。規格化された部材を使うことで設計・生産両面での品質管理がしやすく、環境負荷の低減にも貢献できる工法として、今日も住宅市場での存在感を保ち続けています。

10月24日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 大明日
月齢 13.5

10月の二十四節気・雑節

  • 寒露(かんろ) 10月8日(木)
  • 霜降(そうこう) 10月23日(金)
  • 秋の土用(どよう) 10月20日(火)