テディベアズ・デー (記念日 10月27日)
- 記念日
- 10月27日
- 由来人物
- 第26代大統領セオドア・ルーズベルト
- 大統領の愛称
- テディ(Teddy)
- エピソード発生
- 1902年(明治35年)
- 命名者
- 玩具商モリス・ミヒトム(ニューヨーク)
- 掲載紙
- ワシントン・ポスト
1902年(明治35年)の秋、アメリカ第26代大統領セオドア・ルーズベルトはミシシッピ州で熊狩りを楽しんでいました。しかしその日、彼は一頭の獲物もしとめることができませんでした。気を利かせた同行のハンターたちは追い詰めた小熊を木に縛りつけ、「どうぞ撃ってください」と大統領に差し出しました。ところがルーズベルトは「瀕死の動物を撃つのはスポーツマン精神にもとる」と毅然として断ったのです。このエピソードを目撃していた新聞記者のクリフォード・ベリーマンは、この出来事を「ワシントン・ポスト」紙に挿絵付きで掲載しました。愛称「テディ」と呼ばれていたルーズベルトが小熊を庇う姿を描いたその挿絵は瞬く間に話題となり、多くの読者の心をつかみました。この一枚の風刺画が、後に世界中で愛されるぬいぐるみ誕生のきっかけになるとは、当時誰も想像していなかったでしょう。
翌1903年、ニューヨークのおもちゃ店を営むモリス・ミヒトムはこの挿絵に着想を得て、熊のぬいぐるみを製作しました。彼はそのぬいぐるみに「テディズ・ベア(Teddy’s Bear)」と名付け、店頭に飾ったところ大評判となりました。ミヒトムは大統領本人に手紙を書いて名前の使用許可を求め、ルーズベルトも快諾したとされています。こうして「テディベア」は生まれ、世界中に広まっていきました。
テディベアズ・デーは、このエピソードの主人公であるセオドア・ルーズベルト大統領の誕生日である10月27日に制定されています。ルーズベルトは大統領としてだけでなく、探検家・博物学者・作家・軍人としても活躍した多才な人物でした。自然保護にも熱心で、在任中に国立公園や国有林の整備を精力的に進めたことでも知られています。小熊を救ったあのエピソードは、彼の人柄をよく表した逸話といえるでしょう。現在、テディベアは世界で最も親しまれているぬいぐるみのひとつです。子どもたちのおもちゃとしてだけでなく、コレクターズアイテムとしても高い人気を誇り、世界各地にテディベアの専門店や博物館が存在します。一人の大統領の誠実な行動が、120年以上の時を経て今なお多くの人々に愛されるキャラクターとして生き続けているのは、歴史の不思議な巡り合わせといえるかもしれません。
参考リンク
10月27日の他の記念日
10月27日のカレンダー情報
10月の二十四節気・雑節
- 寒露(かんろ) 10月8日(木)
- 霜降(そうこう) 10月23日(金)
- 秋の土用(どよう) 10月20日(火)