ドリアの日 (記念日 10月29日)
- 記念日
- 10月29日
- 制定者
- 株式会社ホテルニューグランド
- 認定年
- 2021年(令和3年)
- 考案者
- サリー・ワイル(初代総料理長)
- 誕生の場所
- ホテルニューグランド(横浜市)
- 原型メニュー名
- シュリンプ ドリア
「ドリア」は日本生まれの洋食です。イタリアにもフランスにも存在しない、横浜・ホテルニューグランドで誕生した料理で、バターライスに海老のクリーム煮を乗せ、グラタンソースとチーズをかけてオーブンで焼いたその一皿が、今日の「ドリア」の原型となっています。
生みの親は、ホテルニューグランドの初代総料理長を務めたサリー・ワイル(Saly Weil、1897〜1976年)です。スイス出身のシェフで、ホテルの開業にあたりフランス・パリから招かれ、1927年(昭和2年)10月29日に来日しました。フランス料理を専門としつつ、イタリア料理やスイス料理にも長けた人物でした。ドリア誕生のきっかけは、ある銀行家の一言です。ホテルに滞在中の体調の優れない客から「口越しの良いものを」と求められたサリー・ワイルが、即興でつくり上げたのがこの料理でした。提供された「シュリンプ ドリア」(Shrimp Doria:海老と御飯の混合)は好評を博し、そのままホテルのレギュラーメニューに加わり、名物料理として現在まで提供され続けています。
このドリアは、サリー・ワイルの弟子たちによって他のホテルや街場のレストランへと広がり、やがて全国の洋食メニューに定着していきました。ホテルニューグランドはドリアの発祥地として知られるほか、「スパゲッティ ナポリタン」と「プリン・ア・ラ・モード」も同ホテル発祥のグルメとして公式に紹介されています。
サリー・ワイルは約20年間にわたり日本に滞在し、本場ヨーロッパの食文化とレシピ・技術を伝えました。帰国後のスイスでは日本からの料理留学生を積極的に受け入れ、「スイス・パパ」と慕われたといいます。彼がいなければ日本の西洋料理の発展は数十年遅れたとも評されており、その功績は今日のドリア人気の中にも生き続けています。
10月29日の「ドリアの日」は、サリー・ワイルが来日したこの日付にちなんで制定されました。神奈川県横浜市に本拠を置く株式会社ホテルニューグランドが制定し、2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。
10月29日の他の記念日
10月29日のカレンダー情報
10月の二十四節気・雑節
- 寒露(かんろ) 10月8日(木)
- 霜降(そうこう) 10月23日(金)
- 秋の土用(どよう) 10月20日(火)