泡盛の日 (記念日 11月1日)
- 主原料
- タイ米(長粒種)
- 製法
- 黒麹菌による全麹仕込み・単式蒸留
- アルコール度数
- 25〜40度前後(主流は30度前後)
- 古酒(クース)
- 3年以上貯蔵したもの。熟成により複雑な香りとまろやかな味わいが生まれる
- 産地
- 沖縄県のみ(法律上、県内製造に限定)
- 歴史
- 15世紀にタイから伝来。日本最古の蒸留酒とされる
泡盛は、沖縄県で生産される日本最古の蒸留酒です。15世紀にタイから琉球王国へ伝わったとされ、600年以上の歴史を持ちます。酒税法上は焼酎に分類されますが、製法・原料ともに本土の焼酎とは大きく異なり、琉球王朝時代には王府の儀式や交易の場でも用いられた格式あるお酒として重んじられてきました。
最大の特徴は、原料と製法にあります。タイ米(長粒種)を100%使用し、黒麹菌(アワモリコウジカビ)ですべての原料米を麹にする「全麹仕込み」で造られます。本土の焼酎が麦や芋を主原料に白麹を使うのとは対照的です。この全麹仕込みにより、黒麹菌の酵素がクエン酸を豊富に生成し、雑菌の繁殖を抑える効果があります。沖縄の高温多湿な気候に適した製法として、古くから受け継がれてきました。
アルコール度数は25〜40度前後と幅があり、主流は30度前後です。水割りやロックが定番です。
泡盛の文化において特筆すべきは「古酒(クース)」の存在です。3年以上貯蔵したものが古酒と呼ばれ、熟成が進むにつれてバニラや松茸を想わせる複雑な香りが生まれ、味わいもまろやかになります。沖縄では子どもの誕生を機に泡盛を仕込み、成人や結婚の祝いとして開封する習慣があり、古酒は家族の歴史とともに育てるお酒として特別な意味を持っています。
「泡盛の日」は1989年(平成元年)に沖縄県酒造組合連合会が制定しました。8〜9月に仕込んだ泡盛が11月から新酒として飲めるようになり、製造が最盛期を迎えることから、11月1日が選ばれました。「いい月いい日」という語呂合わせも由来のひとつとされています。この時期に合わせ、県内外でイベントや試飲会が開かれ、泡盛の魅力を広める機会となっています。
参考リンク
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