本格焼酎の日 (記念日 11月1日)

本格焼酎の日
制定年
1987年(昭和62年)
制定主体
日本酒造組合中央会
仕込み時期
8〜9月頃
蒸留方式
単式蒸留(pot still)
アルコール度数上限
45度未満
主な原料
芋・麦・米・そば・黒糖など

「甲類」と「乙類」という呼び方は、まるで上位・下位を示すようで紛らわしい——そんな声から生まれた言葉が「本格焼酎」です。酒税法上の乙類焼酎を指すこの呼称は、単式蒸留によって原料の風味をしっかり引き出した焼酎であることを意味しています。11月1日の「本格焼酎の日」は、1987年(昭和62年)9月に九州で開かれた本格焼酎業者の会議で制定され、日本酒造組合中央会が実施しています。

なぜ11月1日かというと、毎年8〜9月頃に仕込まれた新酒が飲み頃を迎えるのがちょうどこの時期だからです。秋の仕込みから数ヶ月かけてゆっくりと発酵・熟成した新焼酎が、ようやく解禁される節目の日として選ばれました。ワインのボジョレー・ヌーヴォーと同様に、その年の出来栄えを最初に楽しめる特別な日です。本格焼酎の最大の特徴は、単式蒸留器(pot still)を使って一度だけ蒸留する製法にあります。連続式蒸留機で何度も蒸留してアルコール純度を高める甲類焼酎と異なり、原料由来の香りや旨みがそのまま残ります。アルコール度数は45度未満と定められており、麹を使った一次仕込みに主原料を加えて二次仕込みを行い、その二次もろみを蒸留するという丁寧な工程が、豊かな風味を生み出しています。

原料の種類によって味わいは大きく変わり、それが本格焼酎の魅力のひとつです。鹿児島・宮崎を中心とする芋焼酎はサツマイモ由来の甘みと香りが個性的で、大分発の麦焼酎はすっきりと軽快な口当たりが特徴です。米焼酎は熊本・球磨地方が産地として知られ、まろやかでふくよかな風味があります。そのほか、そば焼酎や黒糖焼酎(奄美諸島限定)など、地域色豊かなバリエーションが揃っています。11月1日は、自分好みの一本を探す旅に出るきっかけとして、ちょうどよい記念日です。

11月1日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 神吉日、大明日、天恩日
月齢 21.5

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)