古典の日 (記念日 11月1日)
- 日付
- 11月1日
- 法制化年
- 2012年(平成24年)9月
- 提唱団体
- 源氏物語千年紀委員会(京都府など)
- 根拠となった文献
- 紫式部日記(1008年11月1日の記述)
- 記述の内容
- 藤原公任による「若紫」への言及
- 源氏物語の規模
- 全54帖・登場人物400名以上
平安時代の貴族女性が書き記した日記の一節が、世界最古の長編小説とも称される作品の存在を証明する——そんな数奇な経緯から、11月1日は「古典の日」に定められました。
根拠となったのは、紫式部自身が書いた『紫式部日記』の1008年(寛弘5年)11月1日付の記述です。そこには、藤原公任が「あなかしこ、このわたりに若紫やさぶらふ」と語りかけた場面が記されています。「若紫」とは源氏物語に登場する人物であり、この記述が源氏物語について書かれた最古の記録とみなされています。つまり11月1日は、源氏物語が確かに存在したと歴史に刻まれた日付なのです。
記念日の制定を主導したのは、2007年(平成19年)1月に京都府などを中心に発足した源氏物語千年紀委員会です。2008年11月1日に記念式典を開催し、「古典の日」を宣言。その後、福田康夫元首相を会長とする超党派の「古典の日」推進議員連盟が2012年3月に発足し、同年8月に議員立法として法案が提出されました。同年9月に施行され、11月1日は国が定める記念日として正式に位置づけられています。
源氏物語は全54帖、登場人物は400名以上とも言われる大長編で、書かれたのは1000年以上前の平安時代中期です。現代語訳や漫画、映画など多様なメディアで繰り返し翻案されており、2024年(令和6年)のNHK大河ドラマ「光る君へ」でも紫式部と源氏物語が題材として取り上げられました。古典の日には、京都府をはじめ全国各地で朗読会や講演会などが開かれています。
古典とは、時代を超えて読み継がれることで価値が証明されてきた作品群です。源氏物語はまさにその典型であり、千年以上前に書かれた文章が今なお研究・翻訳・上演され続けています。2024年には紫式部が新1000円札の肖像候補に挙がるなど、その存在感は現代の日本文化にも根強く残っています。
11月1日の他の記念日
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11月1日のカレンダー情報
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