レントゲン週間 (週間・月間 11月2日から11月8日)
- X線発見日
- 1895年11月8日
- 発見者
- W・C・レントゲン(1845〜1923年、ドイツ)
- ノーベル賞受賞
- 第1回ノーベル物理学賞(1901年)
- 制定年・制定者
- 2003年・日本放射線技師会(現:公益社団法人・日本診療放射線技師会)
- 期間
- 毎年11月2日〜8日
1895年11月8日の夜、ドイツの物理学者ヴィルヘルム・コンラート・レントゲンは実験室で偶然の発見をしました。陰極線管を使った実験中、暗闇の中で離れた場所の蛍光板が光っていることに気づいたのです。この謎の放射線の正体が当時まだわからなかったため、数学における未知数の記号にちなんで「X線」と名づけられました。
この発見から約6週間後、レントゲンは妻アンナの手を撮影した世界初のX線写真を公表します。指輪をはめた手の骨がくっきりと写ったその画像は瞬く間に世界中に広まり、医学と物理学の両方に革命をもたらしました。レントゲンはこの功績により、1901年に第1回ノーベル物理学賞を受賞しています。
日本放射線技師会(現:公益社団法人・日本診療放射線技師会)は2003年(平成15年)に、X線発見の日である11月8日を最終日とする1週間、11月2日から8日を「レントゲン週間」と制定しました。この期間中、全国各地で市民向けのイベントや展示が開催され、医療における放射線の正しい知識を広め、診療放射線技師の仕事を知ってもらう機会となっています。現代医療においてX線をはじめとする放射線の利用は、骨折の診断からがんの発見・治療まで極めて広い領域に及びます。CT検査、マンモグラフィ、放射線治療など、放射線技術なしには成立しない診療行為は数多く、診療放射線技師はその安全な運用を担う専門職です。レントゲン週間は、日常の医療を支えるこの技術と職業の起源を改めて振り返る機会として位置づけられています。
なお、X線発見当日の11月8日は単独で「レントゲンの日」としても知られており、レントゲン週間の最終日と重なります。130年以上前の偶然の発見が、今も毎日世界中の病院で患者の命を救い続けているという事実は、科学史の中でも特に印象的な一幕といえます。
参考リンク
11月2日の他の記念日
11月2日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)