レコードの日 (記念日 11月3日)
- 制定者
- 日本レコード協会(RIAJ)
- 制定年
- 1957年(昭和32年)
- 日付の由来
- 文化の日(11月3日)にちなむ
- 2024年生産枚数
- 314万9000枚(前年比17%増)
- 2024年生産額
- 78億8700万円(1989年以来35年ぶり水準)
- 新譜タイトル数
- 900タイトル(2024年)/2011年比約22倍
2024年、国内のアナログレコードの生産枚数は314万9000枚(前年比17%増)、生産額は78億8700万円(同26%増)に達し、1989年以来35年ぶりの水準を記録しました。かつて「オワコン」とも言われたアナログレコードが、ストリーミング全盛のいまに売り上げを伸ばしているのは、音質への再評価だけでなく、ものとして所有する体験そのものが求められているからです。
11月3日の「レコードの日」は、日本レコード協会(RIAJ)が1957年(昭和32年)に制定しました。「レコードは文化財である」という理念のもと、国民の祝日「文化の日」をその日に選んでいます。日本レコード協会は現在もCD・レコードの普及促進や著作権の啓蒙活動、ゴールドディスク大賞の運営などを担っており、音楽産業の基盤を支える団体です。この日を中心に、レコード店ではセールや試聴イベントが開かれ、音楽ファンが店舗に足を運ぶ機会となっています。
アナログレコードは、樹脂製の円盤表面に刻まれた溝に針を当てて音を再生する仕組みです。音の波形をそのまま溝の形として刻むため、デジタル変換を経ずに音が再現されます。「温かみがある」「空気感が違う」と表現されることが多く、これはアナログ波形が持つ連続的な情報量によるものです。国内の生産量はピーク時の1976年に約2億枚、生産額は1980年に1812億円を記録しましたが、CDの台頭とともに急落し、2010年には生産額が1億7000万円にまで縮小しました。しかし2010年代後半から再び上昇に転じ、新譜タイトル数は2011年の41タイトルから2024年には900タイトルへと約22倍に拡大しています。J-POPやアイドルを含む幅広いジャンルのアーティストが新譜をレコードでリリースするようになったことが、市場拡大の一因となっています。
復活の背景には複数の要因が重なっています。30cm四方の大判ジャケットアートをインテリアとして飾る楽しみ、ターンテーブルに針を落とす一連の動作がデジタルネイティブ世代には新鮮な体験として映っていること、そして比較的安価なプレーヤーの普及により参入障壁が下がったことが挙げられます。ストリーミングで音楽を消費する時代だからこそ、物理的な形で音楽を「持つ」ことへの価値が見直されています。
参考リンク
11月3日の他の記念日
11月3日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)