ちゃんぽん麺の日 (記念日 11月3日)
- 記念日の日付
- 11月3日(文化の日)
- 制定者
- 長崎県生麺協同組合
- 発祥の店
- 四海楼(長崎・南山手)
- 考案者
- 初代店主・陳平順
- 考案年
- 1899年(明治32年)
- 語源の有力説
- 福建語「吃飯」または「掺混」
1899年(明治32年)、長崎の中華料理店「四海楼」の初代店主・陳平順が、経済的に苦しい中国人留学生たちのために考案したのが、ちゃんぽんのはじまりとされています。豚骨や鶏ガラでとった濃いめのスープで野菜・肉・魚介を炒め合わせ、そのまま中華麺を加えて煮込む。安価でボリュームたっぷりのこの一杯は留学生たちの胃袋を満たし、やがて長崎を代表する料理として広まっていきました。発祥からすでに120年以上が経ちますが、豚骨ベースの白濁スープと大量の野菜という基本構成は今も変わりません。
「ちゃんぽん」という名前の語源については複数の説があります。福建語の挨拶「吃飯(チャプン)」、つまり「飯は食ったか?」という言葉が訛ったとする説と、福建語で「混ぜる」を意味する「掺混(チャンポン)」が由来とする説が代表的です。長崎の華僑コミュニティで使われていた言葉が、そのまま料理の名前として定着したとみられています。
「ちゃんぽん麺の日」は、長崎県生麺協同組合が11月3日の「文化の日」に合わせて制定した記念日です。
長崎ちゃんぽんの麺は、一般的な中華麺に使うかんすいの代わりに唐灰汁(とうあく)を用いるのが伝統的な製法で、もちっとした独特の食感が生まれます。具材は豚肉・イカ・エビ・かまぼこ・キャベツ・もやし・にんじんと種類が多く、スープと一緒に煮込むことで旨みが麺に染み込むのも特徴です。「ちゃんぽん」という言葉は今では「いろいろ混ぜ合わせる」意味でも使われますが、この料理名がその用法の広まりに一役買ったとも言われています。
全国への普及を後押ししたのが、1962年に長崎で創業したリンガーハットです。長崎ちゃんぽんを看板メニューとしてチェーン展開し、現在では全国に600店舗以上を構えます。また現在、四海楼の5階には「ちゃんぽんミュージアム」が設けられており、陳平順の足跡や発祥の歴史をたどる展示を見学できます。
11月3日の他の記念日
11月3日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)