合板の日 (記念日 11月3日)

合板の日
制定
「合板の日」実行委員会
由来の出来事
浅野吉次郎氏がかつらむき機械を製造(1907年)
認定機関
一般社団法人・日本記念日協会
合板の構造
単板を繊維方向が直交するよう奇数枚重ねて接着
主な用途
住宅・公共建築物の構造材、壁・床・屋根下地
国産原料
スギ・ヒノキ等を使用し森林整備・地域振興に貢献

1907年のこの日、浅野吉次郎氏が原木をかつらむきにする機械を製造し、日本初の合板を生み出しました。その技術革新から100年以上が経った今も、合板は住宅や公共建築物を支える基礎資材として私たちの生活に深く根付いています。

合板とは、丸太をかつらむきにして作った薄い板(単板)を、繊維方向が直交するように奇数枚重ねて接着したものです。この構造上の工夫により、縦横両方向に対して均一な強度を持ち、一方向にのみ力がかかる無垢材に比べて反りや割れが起きにくいという特徴があります。また寸法の安定性にも優れており、湿度や温度の変化による変形が少ないため、建築現場での扱いやすさも大きな利点とされています。

合板が広く普及した背景には、その加工適性の高さもあります。大面積のパネルとして製造できるため、壁・床・屋根下地などの構造材として効率よく使用でき、施工の合理化にも貢献してきました。戦後の住宅建設ラッシュ期には需要が急増し、日本の建築産業を底支えする存在として欠かせない素材となっていきました。現在も年間を通じて膨大な量が生産・流通しており、建材市場における存在感は変わっていません。

近年は特に、国産材を原料とした合板への注目が高まっています。スギやヒノキなど日本固有の樹木を活用することで、林業の活性化や森林の適切な整備につながり、地域振興の観点からも評価されています。また、木材は生長の過程で二酸化炭素を吸収・固定することから、地球温暖化対策の一環としても木材利用の重要性が再認識されており、合板はそうした脱炭素社会への移行においても重要な役割を担っています。

「合板の日」は、「合板の日」実行委員会が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録された記念日です。日付は浅野吉次郎氏が合板製造機械を完成させた1907年11月3日にちなんでいます。合板という素材が持つ優れた特性や、国産材利用がもたらす環境・社会的な価値を広く伝えることが目的とされています。身近な建材でありながら、その成り立ちや意義を知る機会は意外と少ないものです。この記念日を一つのきっかけとして、木材・合板への理解を深めてみてください。

11月3日のカレンダー情報

六曜 友引
吉日 天恩日、母倉日、巳の日
月齢 23.5

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)