信楽たぬきの日 (記念日 11月8日)

信楽たぬきの日
制定年
2008年(平成20年)8月8日
名称変更
2012年(平成24年)8月8日
制定者
信楽町観光協会
八相縁起提唱
1952年、石田豪澄(天台宗僧侶)
産地
滋賀県甲賀市信楽町(日本六古窯)
日付の由来
11月=1が重なる縁起月、8日=八相縁起の八

全国の商店の軒先に置かれている信楽焼のたぬきの置物。その愛嬌ある姿に込められた8つの縁起物の意味を「八相縁起(はっそうえんぎ)」といいます。笠は災難よけ、大きな目は周囲への気配り、笑顔は来客への誠実な応対、徳利は人徳と飲食への感謝、通い帳は信用と誠実さ、大きな腹は冷静かつ大胆な判断力、金袋は金運招来、太い尾は物事を最後まで大きく全うする意志——これらを「他を抜く(他ぬき)」という語呂に乗せて縁起物として広めたのが信楽焼たぬきの文化的背景です。

信楽焼の産地は滋賀県甲賀市信楽町で、日本六古窯のひとつに数えられる窯業地です。たぬきの置物が全国的な知名度を得たきっかけは1951年(昭和26年)11月15日の昭和天皇行幸でした。沿道の住民がたぬきの置物に日の丸の小旗を持たせて奉迎した光景を天皇が歌に詠まれ、その報道が全国へ広まりました。翌1952年(昭和27年)には天台宗の僧侶・石田豪澄が既存の縁起解釈を体系化した「たぬき八相縁起」を提唱し、置物の意味づけが確立されました。

そのたぬきの置物を記念する「信楽たぬきの日」は、もともと2008年(平成20年)8月8日に信楽町観光協会が「たぬき休むでぇ~(DAY)」として制定したことに始まります。2012年(平成24年)8月8日に現在の名称へ変更し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されました。

日付の11月8日は、1が重なる最も縁起の良い月として11月を選び、八相縁起の「八」から8日を組み合わせたものです。徳利に「八」の文字が記されていることも、その数字が持つ意味の重さを示しています。末広がりを意味する八の字は、商売繁盛の願いと深く結びついています。

記念日の趣旨は、日頃から全国各地の商店先で商売繁盛のために頑張り続けているたぬきの置物に、年に一度の休日を与えるというユニークなものです。信楽焼の文化と八相縁起の知恵を改めて振り返る機会として設けられています。

11月8日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 一粒万倍日
月齢 28.5

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)