水循環に思いをはせる日 (記念日 11月8日)
- 下水道普及率
- 80.6%(2021年時点)
- 管路総延長
- 約50万km(令和4年時点)
- 地球換算
- 地球12周分以上に相当
- 平均耐用年数
- 水道・下水道管路は約40年
- 記念日制定者
- 東亜グラウト工業株式会社
地球上の水は蒸発し、雨となり、河川を流れ、地中に染み込み、また蒸発するという循環を繰り返している。その循環を支える社会インフラの一つが下水道だ。毎日使う水道の蛇口には目が向くが、使い終わった水がどこへ行くのかを意識する人は少ない。東亜グラウト工業株式会社が11月8日を「水循環に思いをはせる日」として制定したのは、その「見えない部分」に光を当てるためだ。
日付の由来は「いい(11)管(8)」という語呂合わせ。8という数字を縦に見れば上下に並んだ2本の管(水道管と下水道管)に見立てられ、横にすれば「∞(無限大)」の記号として水の永続的な循環を象徴する。数字一つにここまで意味を込めた記念日の設定は珍しい。
日本の下水道普及率は2021年時点で80.6%。残りの約2割の地域では浄化槽や汲み取り式トイレが使われていることになる。全国の下水道管の総延長は令和4年時点で約50万kmに達しており、地球を12周以上できる長さだ。それだけの管が地中に埋まり、日々汚水や雨水を運んでいるにもかかわらず、地上からは一切その姿が見えない。
管路の平均耐用年数は40年で、高度経済成長期に集中整備されたものが更新時期を迎えています。財政難から更新が遅れる自治体も少なくありません。
東亜グラウト工業株式会社は防災事業・地盤改良事業のほか、管路事業として下水道・上水道の調査・修繕・更生を手がけている。管を掘り起こして交換する「更新」ではなく、既存の管の内側を補強する「更生」技術は、掘削コストの削減や交通への影響を最小限に抑えられる点で注目されている。この記念日は業界の認知拡大とともに、社会全体のインフラ意識を高める狙いもある。
下水道がなければ都市の衛生は成り立たない。雨水を適切に排水しなければ浸水被害が起き、生活排水をそのまま流せば河川や海が汚染される。「水循環に思いをはせる日」は、足元の地中に広がる巨大なインフラの存在を年に一度立ち止まって考えるきっかけだ。
11月8日の他の記念日
11月8日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)