換気の日 (記念日 11月9日)
- 制定年
- 1987年(昭和62年)
- 制定団体
- 一般社団法人・日本電機工業会(JEMA)
- 由来
- 「いい(11)くう(9)き」の語呂合わせ
- 1日の水分発生量
- 10リットル以上(呼吸・調理・入浴等)
- 24時間換気義務化
- 2003年建築基準法改正で新築住宅に義務付け
現代の住宅はアルミサッシの普及により気密性が飛躍的に高まり、意識して換気しなければ室内の空気がほとんど入れ替わらない構造になっています。
11月9日は「換気の日」です。「いい(11)くう(9)き」=「いい空気」の語呂合わせから、一般社団法人・日本電機工業会(JEMA)が1987年(昭和62年)に制定しました。換気扇の普及と正しい使い方を広める目的で、毎年この日を中心に啓発活動が行われています。
室内では、私たちが気づかないうちに大量の水分が発生しています。人間の呼吸だけでも一日あたり数百ミリリットルの水蒸気が放出され、調理・入浴・洗濯などを合わせると一日10リットル以上の水分が室内に蒸散します。換気が不十分だとこの湿気が逃げ場を失い、冷たい窓ガラスや壁面で冷やされて結露が発生します。結露を放置すればカビが繁殖し、ダニの温床になります。
さらに深刻なのが「シックハウス症候群」です。建材や家具から揮発する化学物質(ホルムアルデヒドなど)は、換気が行き届かない室内に蓄積し、頭痛・めまい・目や喉の刺激といった症状を引き起こすことがあります。国土交通省は2003年(平成15年)の建築基準法改正で24時間換気システムの設置を新築住宅に義務付けており、換気の重要性は制度面でも認められています。
換気扇は「臭いや煙が気になるときだけ使うもの」と思われがちですが、本来は常時・連続して稼働させるのが正しい使い方です。特にトイレや浴室の換気扇は24時間つけっぱなしにすることが推奨されており、その電気代は月に数十円程度にすぎません。
気密性の高い現代住宅では、換気扇を止めた状態で窓も閉めていると、わずか数時間で室内の二酸化炭素濃度が上昇し、眠気や集中力の低下を招くこともあります。換気は健康な住環境を保つための、最も基本的な行為のひとつです。
JEMAは「換気の日」の公式情報サイト「いいね!換気扇」を通じて、正しい換気の方法や換気扇の安全な使用方法を発信し続けています。11月9日を機に、自宅の換気扇フィルターの清掃状態や稼働状況を点検してみることが勧められています。
11月9日の他の記念日
11月9日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)