IT断食の日 (記念日 11月9日)

IT断食の日
制定
株式会社ドリーム・アーツ
認定年
2019年(平成31年)
日付の由来
「いい(11)空(9)気」の語呂合わせ
関連書籍
『「IT断食」のすすめ』山本孝昭著(日経プレミアシリーズ、2011年)
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿

会議室からパソコンを追い出すことを、会社ぐるみで実践している企業があります。東京都渋谷区恵比寿に本社を置くシステム開発・コンサルティング会社の株式会社ドリーム・アーツです。同社は「IT断食の日」を制定し、ITとの関わり方を社会全体に問いかけています。

「IT断食」という言葉は、ドリーム・アーツ代表取締役社長の山本孝昭氏が2011年11月に出版した著書『「IT断食」のすすめ』(日経プレミアシリーズ)によって広く知られるようになりました。会議にPCを持ち込まず、スマートフォンにも頼らず、人と直接向き合う時間を意識的につくる——その考え方が、現代のビジネスパーソンに広まっていきました。

記念日の日付は11月9日。「いい(11)空(9)気」の語呂合わせで、2019年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。

ドリーム・アーツが問題視するのは、現代企業に広がる「情報の洪水」です。メール、チャット、社内SNS——誰もが大量の情報を受け取り、処理しきれないまま次の情報に流されています。その結果、じっくりと考える時間も、現場に足を運ぶ余裕も、相手の目を見て話す機会も、どんどん削られています。

同社がIT断食で取り戻したいのは、「良質なアナログ時間」です。それは単なる休憩ではなく、「協働(ともに働く)・協創(ともに創造する)」のための能動的な時間です。日本企業が強みとしてきた現場力やチームワークは、情報の洪水の中で少しずつ失われてきました。その源泉を取り戻すために、あえてITを断つという逆転の発想——それが「IT断食」の本質です。デジタルが当たり前になった時代だからこそ、意識的に立ち止まり、画面ではなく人と向き合う時間を守ることが、チームの創造性を育てる土台になると同社は訴えています。

IT断食の日は、毎年11月9日に「今日だけはPCを閉じてみよう」と立ち止まるきっかけとして機能しています。デジタルツールを否定するのではなく、情報を「治水」し、本当に必要な対話と創造の時間を確保する——そのバランスを問い直す一日として、この記念日は設けられました。

11月9日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 大明日
月齢 29.5(新月)

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)