肢体不自由児愛護の日 (記念日 11月10日)
- 制定年
- 1953年(昭和28年)
- 主唱団体
- 日本肢体不自由児協会
- 運動期間
- 11月10日〜12月10日の1ヶ月間
- 在宅肢体不自由児数
- 約4万7,700人(18歳未満)
- 最多原因疾患
- 脳性まひ(約24.2%)
- 総裁
- 常陸宮正仁親王殿下(1968年より)
東京帝国大学医学部教授・高木憲次氏は1942年、寄付金で「整肢療護園」を開設し、日本の肢体不自由児リハビリテーション医療の礎を築きました。
その理念を引き継ぐ形で設立された日本肢体不自由児協会は、「手足の不自由な子どもたちが、人としての尊厳を保ちながら心身ともに健やかに育ち、地域の中で自立した生活を送れるよう支援する」ことを目的として活動しています。1968年(昭和43年)からは常陸宮正仁親王殿下が総裁を務めており、今日まで半世紀以上にわたってその活動を支えています。
「肢体不自由児愛護の日」は1953年(昭和28年)から、日本肢体不自由児協会の主唱によって毎年11月10日に定められています。この日から12月10日までの1ヶ月間は「手足の不自由な子供を育てる運動」期間とされており、社会全体で肢体不自由児への理解と支援を広める取り組みが集中的に行われます。
期間中の代表的な活動が「友情絵はがき」「愛の絵はがき」の配布です。肢体不自由児が自ら描いた絵をはがきに印刷して全国に届けることで、障害のある子どもたちの表現力と存在を社会に伝える役割を果たしています。絵を描くという行為は、手足に障害のある子どもにとってリハビリテーションの一形態でもあり、作品を通じて多くの人々と心でつながる機会になっています。
在宅で生活する18歳未満の身体障害児は全国で約8万1,900人と推計されており、そのうち肢体不自由児は約4万7,700人と全体の約6割を占めます。さらに肢体不自由児の中でも1・2級という重い障害を持つ子どもが過半数に達しており、医療・福祉・教育の連携が不可欠な現状があります。原因疾患として最も多いのは脳性まひで全体の約24%を占めており、次いで心臓疾患が約11%となっています。
日本肢体不自由児協会はリハビリテーション相談や各種療育キャンプの実施に加え、高木憲次氏の業績を称える「高木賞」や「ねむの木賞」の授与、専門書籍の出版など多岐にわたる活動を続けています。「肢体不自由児愛護の日」はこうした活動への関心を社会に広める重要な入口として、設定から70年以上が経った今もその役割を果たし続けています。
11月10日の他の記念日
11月10日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)