和紅茶の日 (記念日 11月10日)

和紅茶の日
記念日制定
2017年(平成29年)、日本記念日協会認定
制定者
kigg(キッグ)/神戸市
名称使用開始
2003年(平成15年)ごろ
輸入自由化
1971年(昭和46年)
明治期の産業化
1874年(明治7年)内務省が製茶法を全国配布
最盛期の生産量
昭和30年代に年間約8,500トン

明治時代の日本は、紅茶の一大輸出国でした。1874年(明治7年)、内務省が全国の府県に製茶法を配布して国家ぐるみで紅茶産業を育成し、主に北米向けの輸出品として国産紅茶は成長していきます。最盛期には昭和30年代に年間約8,500トンの生産量に達し、輸出先の90%以上を北米が占めるほどの規模になりました。ところが1971年(昭和46年)の紅茶輸入全面自由化を境に、インドやスリランカなど専業の生産国との価格競争に敗れ、国産紅茶の生産は急速に縮小します。茶農家の多くが緑茶に切り替えたため、「日本にかつて紅茶産業があった」という事実すら忘れられていきました。

その国産紅茶に新しい名称「和紅茶」が使われるようになったのは2003年(平成15年)ごろのことです。国内の茶園で日本の茶品種を使い、紅茶として仕上げたもの——という定義のもとに再評価の機運が高まりました。

和紅茶の特徴はタンニンが少なく渋みが控えめな点にあり、ミルクや砂糖なしのストレートで飲んでも旨みを感じやすい味わいです。産地ごとの個性も際立っており、静岡、京都・宇治、熊本・八女など各地の茶園が独自の品種と製法で仕上げています。飲み比べることで日本の茶産地の多様性を感じられるのも和紅茶の醍醐味で、雑誌やメディアに特集が組まれるほどの注目を集めるようになりました。

11月10日は「和紅茶の日」です。神戸市で和紅茶専門販売店「koccha-waccha」を運営するkigg(キッグ)が制定し、2017年(平成29年)に日本記念日協会が認定・登録しました。11月は紅葉が色づき、見た目にも「赤・茶」の色彩が似合う季節。さらに「10」を横に倒すとティーカップとソーサーに見えるという遊び心から、11月10日の組み合わせが選ばれています。明治から続く長い歴史に一度幕が下りながら、現代になって形を変えて復活した和紅茶——その背景を知ると、ひと口の味わいも変わってきます。

11月10日のカレンダー情報

六曜 大安
吉日 神吉日
月齢 0.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)